新しい波(出世魚篇)
New wave
本映画祭の主軸プログラム「新しい才能に出会う」への応募・選出を経て、今も映画を作り続けている監督3人の「今」を一挙紹介。三人三様の題材へのアプローチや制作方法、作品に込められたそれぞれの想いを伝えるとともに、日本映画の未来と可能性を探ります。
8ミリメートル
2009年/日本/カラー/31分
監督:岩田ユキ
彼と別れ新たな生活を歩んでいる“彼女”、その彼女を忘れられな い“彼”。残された8ミリフィルムと謎の少女と猫が2人の想い出 にフカシギな奇跡を起こす・・・。スキマスイッチのバラードから生まれた、かわいくて、せつない、 ちょっと不思議なラブストーリー。ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2010 にて《ミュージック Short PV部門・優秀賞》作品。
岩田ユキ/Yuki Iwata
1972年生まれ。会社員等を経て00年から映像制作を始め、『新ここからの景』等の自主短篇作品が、PFF、仙台短篇映画祭等で受賞。05年オムニバス作品『ヘアスタイル』中の『おさげの本棚』に続き、07年に初長編監督作2007年『檸檬のころ』が全国公開された。
永遠に君を愛す
2009年/日本/カラー/HD/58分
監督:濱口竜介 出演:河井青葉、杉山彦々
結婚式当日。カップルにとって特別な一日が始まる。それはまた、花嫁の元恋人にとっても同じだ。それぞれの思いが交錯する、晴れ舞台直前の数時間のうちに明かされる“秘密”とは…。『PASSION』を経た濱口監督の挑戦作。
濱口竜介/Ryusuke Hamaguchi
1978年生まれ。東京大学卒業後、映画・テレビの助監督を務める傍ら自主制作を続け、06年に東京藝術大学院映像研究科入学。『SOLARIS』『PASSION』などを手掛け、『PASSION』は自主作品ながら08年サンセバスチャン国際映画祭、東京フィルメックスに出品された。現在、東京藝大と韓国フィルムアカデミー(KAFA)による日韓共同製作作品の仕上げ中。
夕方の三十分(仮)
2010年/日本/カラー/HD/30分
舞台役者の黒田(36)は、結核で長期療養中の妻を抱え、2歳になる娘・ユリと二人で暮らしている。稽古とアルバイトに追われる黒田にとって、夕方の三十分だけが娘と過ごせる時間だった…。黒田三郎の詩「夕方の三十分」(『小さなユリと』所収)を映画化。
和島香太郎/Koutarou wajima
1983年山形県生まれ、京都造形芸術大卒。06年、SUBARUインプレッサショートムービーフェスティバルで『初歩』がグランプリを、脚本作品『かなたゆ』がBS-i新人脚本賞で審査員特別賞を受賞。07年に本映画祭にて公募作品『店番の間』選出を経て、08年、文化庁若手映画作家育成プロジェクト(NDJC)に選出され『第三の肌』を監督し、トロントジャパニーズ短編映画祭にて観客賞を受賞した。今年7月、『Invitaion』(原題『誘い』)がトロント新世代映画祭にて上映。
※託児サービス有り
このプログラムには託児サービスがあります。(1歳半~未就学児。おやつ代200円が必要となります)ご希望の方は、はがき、ファックスまたは電子メールに希望日、〒住所、氏名、電話番号、子どもの氏名、年齢(月齢まで)を記入して、9月10日(必着)までにメディアテーク託児担当へお申し込みください。

仙台市青葉区春日町2-1 
せんだいメディアテーク企画・活動支援室内
仙台短篇映画祭託児希望

ファックス 022-713-4482
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