シンポジウム「その時、映画はどう動いたか」
「こんなときに映画なんて」「いや、こんなときこそ映画なのだ」東日本大震災は人々の映画に対する思いをも揺るがしました。 そんななか私たち仙台短篇映画祭は、映画祭を今年も開催することを決め、ここまできました。
あの時から映画に携わる人々は、何を感じ、各地でどのように動いていたのでしょうか。そして、みんなが映画を楽しむことができる場を再び取戻していけるように、これから私達は映画とどう動いていくべきなのでしょうか。
映画とは何だ?映画は何ができるのか?と、原点に帰って問いかけ、みんなに映画を見せること、映画を見せたいと願う人を助けることなど、今も県内で活動されている皆様をお招きし、多大な被害を受けた宮城、東北で立直りの早かった山形、映画とメディアの中心・東京、それぞれの視点から、実際に動かれたときの貴重なお話をお聞きします。

日時:9月18日(日)16:00~17:30
入場料:無料
このUstreamはせんだいメディアテーク「3がつ11にちを忘れないためにセンター」より放送します。
URL:http://recorder311.smt.jp/

■ 登壇者
高橋卓也さん(たかはし たくや)
山形国際ドキュメンタリー映画祭事務局長。1956年山形市生まれ。中央大学仏文科卒業。
1986年、フォーラム運営委員会入社後、山形県映画センターへ異動。県内で様々な自主上映会を実施。
89年、第1回山形国際ドキュメンタリー映画祭開催に向け、市民による応援組織「映画祭ネットワーク」を立ち上げる。
2001年、映画「わらびのこう」制作と上映を支援する会の事務局長を務める。
05年、山形国際ドキュメンタリー映画祭実行委員会事務局に入局。
11年、ドキュメンタリー映画「よみがえりのレシピ」をプロデュース、間もなく完成。
坂本英紀さん(さかもと ひでき)
(有)クリップクラブ代表取締役/(株)東北放送施設代表取締役/NPO法人20世紀アーカイブ仙台理事長。
1961年仙台市生まれ。『懐かしい仙台の街並み、素朴な暮らし、何気ない生活のひとコマ…そんな風景を思い出し、語り、伝えたい』をキーワードに、市民の方々から提供頂いた昔の8ミリフィルム映像・写真を活用して、高齢者の認知症予防を目的とした「回想法レクリエーション」の実施と普及活動に努める。
震災後は「シネマエール東北」の宮城県担当として被災地での上映活動を実施している。
澤井克一さん(さわい かついち)
映画プロデューサー、製作担当。日本映画テレビ技術協会員。1965年青森県生まれ。
國學院大学在籍中より配給業務に携わり、石井聰互氏に師事。
以後、映画・CM・PV・TVドラマの現場制作に従事。2007年より(株)シネムーブにて、『三本木農業高校馬術部』(監督/佐々部清)、『スープ・オペラ』(監督/瀧本智行)、『日輪の遺産』(今夏公開・監督/佐々部清)に携わる。
横浜市開港150周年記念映画、技術協会とコダックによる「そつせい祭」 での講師など、若手育成のプロジェクトにも積極的に参加。 現在「映画テレビ技術」誌に、石巻レポートを連載中。

■お問い合わせ
仙台短篇映画祭実行委員会
〒980-0821 宮城県仙台市青葉区春日町2-1
せんだいメディアテーク企画・活動支援室内
E-mail:info@shortpiece.com