311仙台短篇映画祭映画制作プロジェクト作品『明日』
映画が観たい、映画祭がやりたい、映画をつくってほしい…そんな私たちの声を受け止めてくれた、41人の監督たち。
3分11秒という制約の中で、それぞれが3月11日以降の自身と対峙し、葛藤を経て産み出した作品をオムニバス形式で綴る。監督たちは、あの日から何を思い、映画というフィルターを通してどんな『明日』を私たちに見せてくれるのか。被災地から発信する42篇のものがたりに御期待ください。
≫映画制作『311明日』の上映先履歴
3分11秒という制約の中で、それぞれが3月11日以降の自身と対峙し、葛藤を経て産み出した作品をオムニバス形式で綴る。監督たちは、あの日から何を思い、映画というフィルターを通してどんな『明日』を私たちに見せてくれるのか。被災地から発信する42篇のものがたりに御期待ください。
≫映画制作『311明日』の上映先履歴
阿部理沙作品
『ひとりの父』
『ひとりの父』

しかし家族はみんな寝てしまい、待っていてくれるのは深夜のてれびと犬。
父を通して、ばらばら家族の真夜中のさんぽを描きます。
阿部理沙

在学中に撮った『モンブラン主義』が仙台短篇映画祭07公募プログラム「新しい才能に出会う」、調布映画祭、TJSFF(トロント)、東葛映画祭などで上映される。
助監督や出版社勤務を経て、現在はCM等のショートフィルム脚本や世田谷文学館の子供ワークショップ映像担当と並行し自主映画制作を続けている。
生田尚久作品
『Cell』
『Cell』

その時から彼の時間は止まってしまった。月日が経ち、彼は選択を迫られる。
男は現実とどう向き合い、どんな答えをだすのだろうか?
生田尚久

現在、立命館大学映像学部一回生。小学生の頃から映像に関心を持ち制作に取り組む。高校二年の時に制作した「Dreamer」は、仙台短篇映画祭2010において過去最年少で「新しい才能に出会う」に選出された。
同作品は、テレビ新広島主催TSSショートムービーフェスティバルⅥ(2009年)準グランプリ、第12回TBS DigiCon6 JAPAN Regional Awards(2010年)奨励賞を受賞し、第12回TBS DigiCon6 Awards(2010年)の日本最終ノミネート作品となった。
また「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2010」のワークショップ参加者(14名)にも選出されている。
井上剛作品
『あたらしい日常』
『あたらしい日常』

しかしそこには大きく人生を変えていく人々の新しい日常があった。“見えないもの”が降りかかる美しい自然のなかで、 “見えない明日”を生きると決めた今のフクシマの<心>を見つめる。
井上剛

主な演出作品に『もっと恋セヨ乙女』」(04)、『クライマーズ・ハイ』(05)、『ハゲタカ』(07イタリア賞グランプリ受賞)、『ジャッジⅡ 島の裁判官奮闘記』(08)、連続テレビ小説『ちりとてちん』(07)、『てっぱん』(10)。
10年1月に放送された阪神・淡路大震災15年特集ドラマ『その街のこども(主演:森山未來・佐藤江梨子、脚本:渡辺あや)』は、NHKドラマ初の劇場公開を果たした。
今泉力哉作品
『Mother said.I sing.Wife listens.』
『Mother said.I sing.Wife listens.』

『生きていること』『生きていくこと』についての映画。
今泉力哉

『微温』(07年)が水戸短編映像祭でグランプリを受賞。『最低』(09年)がTAMA NEW WAVEでグランプリを受賞。
『たまの映画』(10年)、『終わってる』(11年)と商業映画をたて続けに発表。
自主映画がカナダやドイツの映画祭で招待上映されるなど精力的に映画をつくりつづける。
モト冬樹主演の最新作『こっぴどい猫(仮)』を8月に撮影予定。
入江悠作品
『Never Give Up by MC TOM(SRサイタマノラッパー)』
『Never Give Up by MC TOM(SRサイタマノラッパー)』

入江悠

最新作は「劇場版・神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ」
ウイスット・ポンニミット作品
『明日』
『明日』

ウィスット・ポンニミット

98年に漫画家デビューし、『ヒーシーイット アクア』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門奨励賞を受賞、08~10年に小学館月刊IKKIで『ブランコ』(1~6巻)を連載した。
さらに、アニメーション作家としてSAKEROCKのPVを手掛ける他、ミュージシャンとしても活動している。
現在はオーディオテクニカwebサイトにて月刊ショートアニメーションを連載中。
岡田まり作品
『バースデー』
『バースデー』

「貴方が笑えば、世界は貴方と共に笑う。」『Solitude』(孤独)エラ・ウィーラー・ウィルコックス。
岡田まり

卒業制作の「オレンジの正しい使い方」が、仙台短編映画際、ソウル女性映画際、夕張国際ファンタスティック映画祭等で上映される。
日本に帰国後は映画祭のコーディネーターや通訳・翻訳家として活躍
甲斐田祐輔作品
『夏の視界』
『夏の視界』

一方的に三上は話をするが、彼はなぜか返事をする様子がない。 三上は川口の存在を自分に重ね、彼のあとをついていく。 その姿をみつめる現実の自分が残された。
甲斐田祐輔

『TWO DEATHS THREE BIRTHS』(99)、 『coming and going』(99)、『RAFT』(00)を自主制作した後、2003年には『すべては夜から生まれる』を監督する。
また2008年『砂の影』がロッテルダム、ブエノスアイレス映画祭等に正式招待、日本国内外で上映される。
最新作は音楽家中島ノブユキのドキュメント「みじかい夜」。
片岡翔作品
『超スーパーギガゴーレムSVプラス超リーサルウエポンⅡアンドギガ』
『超スーパーギガゴーレムSVプラス超リーサルウエポンⅡアンドギガ』

こどもの超スーパーパワーは、いつだっておとなの想像をとびこえる。
オープンザウィンドウ!はっしゃ!ビッグバンうんこアタック!!
片岡翔

2004年より映像制作を開始。「Nekome Film」として東京で活動を展開。
主な受賞歴として、ショートショートフィルムフェスティバルにおいて、2009年に『28』が、2010年には『Mr.バブルガム』が観客賞を受賞。 2011年には『シロクマ』がSTOP!温暖化部門で映画祭初となる3冠を獲得。
近作『くらげくん』はPFFアワード2010で準グランプリを受賞したほか、多数の映画祭で7つグランプリを含む13冠を達成。
本年は経済産業省の支援を受け、『ぬくぬくの木』と『Lieland』の二作品を制作。
また脚本家としても活動を始め、現在いくつかの劇場用長編映画の脚本を担当している。
加藤直輝作品
『Echo Never Goes out』
『Echo Never Goes out』

加藤直輝

東京藝術大学大学院映像研究科の監督領域の第一期生となり黒沢清、北野武らに学ぶ。修了制作である『A Bao A Qu』(07)は第12回釜山国際映画祭”New Currents”他、ドイツやオーストラリアなど世界の映画祭に出品される。
『アブラクサスの祭』(‘10)において監督・共同脚本として商業映画デビュー、全国公開される。また第15回釜山国際映画祭、サンダンス映画祭2011の”ワールド・シネマ・ドラマティック・コンペティション”部門に正式出品された。
河瀨直美作品
『わすれなぐさ』
『わすれなぐさ』

そんな一瞬を残せる映画に込めた想いをカタチにしました。
夏のある日を生きているタイセツな人たちの、かけがえのない時間をです。
河瀨直美

大阪写真(現ビジュアルアーツ)専門学校映画科卒業。 映画表現の原点となった傑作ドキュメンタリー『につつまれて』(92)、 『かたつもり』(95)で、1995年山形国際ドキュメンタリー映画際国際批評家連名賞などを受賞。
1997年 初の劇場映画「萌の朱雀」(97)でカンヌ国際映画祭カメラドール (新人監督賞)を史上最年少受賞し、鮮烈なデビューを果たす。
その後、「火垂(ほたる)」(00)、「沙羅双樹」(03)、「垂乳女/Tarachime」(06)などで映画祭での受賞を重ねる。
2007年「殯の森」でカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞。 2009年 カンヌ国際映画祭に貢献した監督に贈られる「金の馬車賞」を受賞。 2010年に立ち上げた「なら国際映画祭」のエグゼクティブディレクターを務める 2011年公開『玄牝-げんぴん-』http://genpin.net/で、第58回スペイン・サンセバスチャン国際映画祭 国際批評家連盟賞を受賞。
2011年、カンヌ国際映画祭コンペティション招待作品映画『朱花(はねづ)の月』は9月3日から渋谷ユーロスペースほか全国で順次公開。http://www.hanezu.com
【現在の活動として】 DJとして、奈良と河瀨監督の情報をお送りするαステーションFM京都
"UNDER THE TREES"毎週日曜日23:00~0:00レギュラー出演中!
Webサイト「Nippon Archives」では、1300年の都・奈良を撮りおろした
作品「美しき日本」シリーズを配信中。http://nara.utsukushiki-nippon.jp
境 千慧子作品
『夜は明ける』
『夜は明ける』

彼女は不安を払拭しようと光を求めて彷徨う…。
光射す明日への想いを心象的に描いた作品である。
境千慧子

ニューシネマワークショップにて映画製作を学ぶ。
2006年、撮影を担当した熊谷まどか監督「はっこう」がぴあフィルムフェスティバルでグランプリを獲得。
2007年、夏目現監督が菊地成孔氏を追った映像作品「Musical From Chaos 3 花旗"HOA-KY"」 の撮影に参加。
以降、多くのミュージシャンのライブ撮影などに携わる。
2008年、自身の監督作品「カンノウの庭」が仙台短篇映画祭やToronto Japanese Short Film Festivalなどで上映される。
2011年6月、新宿眼科画廊にて映像インスタレーション展「或る女の宇宙」を開催。
佐々木健太作品
『パスポート』
『パスポート』

佐々木健太

立教大学映像身体学科在籍。シネマトグラフ、映画研究会に所属し短篇を制作。
2009年「クーラン・オプティック」が仙台短篇映画祭で上映される。
現在、卒業制作を編集中。
佐藤央作品
『2011/1945』
『2011/1945』

佐藤央

法政大学、映画美学校卒業。短編ドキュメンタリー『キャメラマン玉井正夫』(2005年)、『シャーリーの好色人生』(2008年)を監督。
その他の作品に『結婚学入門(恋愛篇)』(2009大阪ヨー ロッパ映画祭招待上映)、『結婚学入門(新婚篇)』(2011 ニッポンコネクション招待上映)、『MOANIN`』など。
最新作は『MISSING』(2011)。
佐藤良祐作品
『Carnival』
『Carnival』

佐藤良祐

塩田明彦作品
『世界』
『世界』

私にはこの仏壇を使って追悼したい人間がいる。だが、うまくいかない。
私はいまだに彼の死を受け止めることができない。
塩田明彦

立教大学在学中より黒沢清、万田邦敏らと共に自主映画を製作する。
96年、『露出狂の女』で商業映画監督としてデビューする。代表作に『月光の囁き』(99)、『害虫』(02)、『黄泉がえり』(03)、『カナリア』(05)など。
『害虫』はヴェネチア映画祭出品後、ナント三大陸映画祭で審査員特別賞、 主演女優賞(宮崎あおい)を受賞。
『黄泉がえり』はS・スピルバーグによるハリウッドでのリメイクが進行している。
志子田勇作品
『測量技師たち』
『測量技師たち』

6人の男たちは、測量機材を抱え荒野となった町にやってきます。
未来築かれるだろう街を描きに。しかし、制御できない存在の到来に彼らは目を背けます。
この映画はここから始まるのです。
志子田勇

大阪芸術大学映像学科卒業後、CM,AV、OV等の助監督を経験。
2009年制作会社マッチポイントにアシスタントプロデューサーとして入社。
山下敦弘監督「マイ・バック・ページ」キャスティング
アミールナデリ監督「CUT」キャスティング兼メイキング
「革命前夜」京都国際学生映画祭2006入選 PFF2007入選
「坂東太郎の悲しみ」仙台短編映画祭2008招待作品
篠原哲雄作品
『柔らかい土』
『柔らかい土』

不意な出来事に不信を感じるの女であるが。
篠原哲雄

16ミリの自主作品「草の上の仕事」が神戸国際インディペンデント映画祭でグランプリを受賞、劇場公開に至る。96年、「月とキャベツ」が初の長編作品。
その後、「洗濯機は俺にまかせろ」「はつ恋」「昭和歌謡大全集」「深呼吸の必要」「地下鉄に乗って」「山桜」「つむじ風食堂の夜」など。2011年は「小川の辺」が公開された。
鈴木太一作品
『ベージュ』
『ベージュ』

鈴木太一

早稲田大学第二文学部卒業後、ENBUゼミナールにて映画制作を学ぶ。映画監督篠原哲雄に師事。
以降フリーの助監督を経て、「怪奇!アンビリーバブル」シリーズなどのホラーVシネマの構成・演出を担当。
2008年、短編映画『信二』が仙台短編映画祭「新しい才能に出会う」部門に選出。
2009年より脚本家としてMAフィールドに所属しテレビドラマや劇場公開用映画の企画・脚本に携わる。
2011年春 監督、脚本担当の初の劇場公開用長編映画『くそガキの告白』を制作。(現在編集中)
鈴木卓爾作品
『駄洒落が目に沁みる』
『駄洒落が目に沁みる』

目に見えないそれは、『デンキムシ』と呼ばれました。 アキヒトとユカコの兄妹は、映画の代わりに駄洒落を呟きながら、自転車の修理屋をしています。
鈴木卓爾

東京造形大学の映画仲間、矢口史靖監督の『裸足のピクニック』に、共同脚本と助監督で参加後、商業映画の道を模索。 2002年『パルコ・フィクション』、2006年『コワイ女』等のオムニバス映画を共同監督。
09年『私は猫ストーカー』で、長編商業映画を初監督。最新作は『ゲゲゲの女房(’10)』。
NHK道徳ドラマ『さわやか3組’99~’00』『中学生日記(’01~’07)』等には、脚本として参加。
『トキワ荘の青春(市川準監督、’96)』『デメキング(今岡信治監督、’98)』『うつしみ(園子温監督、’99)』『いたいふたり(斎藤久志監督、’02)』『ナインソウルズ(豊田利晃監督、’03)』『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん(瀬田なつき監督、’10)』等の映画には、俳優として参加。
瀬田なつき作品
『Humming』
『Humming』

瀬田なつき

タカハタ秀太作品
『びんた』
『びんた』

タカハタ秀太

主な作品に、TV『ASAYAN』『つんくタウン』『SMAP×SMAP』『チョナンカン』『SmaStation!!』『蒼井優×4つの嘘 カムフラージュ「バライロノヒビ」』『アベレイジ』『上野樹里と5つの鞄「ギターケースの女。」』、木村拓哉オフィシャルDVD『一分』、笑福亭鶴瓶落語ツアー『ホワイト』、短編コメディ集『ショートピース』など。
公式サイトhttp://www.takahatahideta.com/
田中博之作品
『駆ける愛 ×YOU 欠ける彼 架ける明日』
『駆ける愛 ×YOU 欠ける彼 架ける明日』

田中博之

専門学校名古屋ビジュアルアーツ卒業 短編映画作品を数本制作し、国内外の多数の映画祭にて上映。 NHK教育「中学生日記」の脚本も執筆。
〈少年王者舘〉や〈ままごと〉など、演劇の映像演出も手がける。
田中羊一作品
『10.19』
『10.19』

田中羊一

第6回シネアスト・オーガニゼーション・大阪で『CJシンプソンはきっとうまくやる』を制作。現在に至る。
田中要次作品
『蝶蜻蛉は虹の夢を見る』The Dreaming Bell and the Dragonfly
『蝶蜻蛉は虹の夢を見る』The Dreaming Bell and the Dragonfly

田中要次

「窯岡刑事 Coming Out Cop KAMAOKA」@『刑事まつり 一発大逆転』(2003)
「奪われた刑事 ?Snatches」@『電脳刑事まつり』(2004)
「MISSION IMPOSSIBILITY」@『スパイ道』(2005)
「die dream believer」@『おぉ!信州人』(長野朝日放送 2010) 他
田平衛史作品
『我が家のなす模様』
『我が家のなす模様』

田平衛史

TVCMやミュージックビデオなど映像制作の仕事をしながら並行して 本格的に自らの映画製作を始める。
「シノブゴコロ」(2003)、「+A」(2004)を続けて製作し、 国内だけでなくロンドンやベルギーなど海外での上映も行う。
「またたく魔」(2005)で第9回小津安二郎記念蓼科高原映画祭準グランプリを受賞。また、カナダ・トロントで行われたToronto Japanese Short Film Festival 2006にてThe Audience Choice Award(観客賞)を受賞。 現在、次回作をコツコツと企画中。
遠竹真寛作品
『春江』
『春江』

春江は身支度をし、桜並木の中をゆっくりと墓参りに向かう。
遠竹真寛

卒業制作『INTERSPACE』が水戸短編映像祭、TAMA NEW WAVEなどに入選し、香港の学生映画祭でも招待上映された。
現在は映画、テレビの演出助手と並行し、自身の映画制作を続けている。
冨永昌敬作品
『妻、一瞬の帰還』 『武闘派野郎』
『妻、一瞬の帰還』 『武闘派野郎』

冨永昌敬

主な作品は『亀虫』『シャーリーの転落人生』『パンドラの匣』『乱暴と待機』など。最新作はドキュメンタリー2作品、『庭にお願い』『アトムの足音が聞こえる』
外山光男作品
『手』
『手』

震災時、一番強かった気持ち、沖に船を出してでも津波で流された方々を救いたかったこと。手をぐっと、海の中へ伸ばし、救いたかったこと。
亡くなった方への、どうか、安らかな眠りをお祈りする気持ち。
映像を観て下さる方への、「亡くなった方がきっと全て見守ってくださっていて、だから、どうか歩みを進めていただけたら、」とお願いする気持ち。
そんな「明日」を描きました。
外山光男

卒業後、フリーの映像作家として活動。2005年、NHK「デジタル・スタジアム」にて映像部門グランプリ。
以後、ミュージックビデオや、番組オープニングアニメーションなどをいくつか手掛けている。
内藤瑛亮作品
『廃棄少女』
『廃棄少女』

7人の少女が廃幼稚園を舞台に闘う少女版『エクスペンダブルズ』。
内藤瑛亮

短篇『牛乳王子』がスラムダンス映画祭2010はじめ国内外の映画祭に招待される。
BS-TBS『怪談新耳袋 百物語』の一篇にて、TVドラマ作品を初めて演出。
長編第一作『先生を流産させる会』公開待機中。
中野裕之作品
『明日』
『明日』

そのような宇宙の法則に従って、私たちは生かされています。明日とはそういう意味の言葉です。クリーンなエネルギーがあって、公害が一切発生しないというような未来は、実は今なんです。
水がこの星で一番のもの。太陽と風と水。これで公害ゼロの世界。
中野裕之

映像と音楽と自然をこよなく愛し、ファンキーで美しく、カッコ良く気持ちいい世界を広げ、新しさと古き良きマインド、グルーブを大事に映像の新世界を探訪し続けている。
朴 美和作品
『ちょうちょ』
『ちょうちょ』

朴美和

「三河島ジャンケンポン」(07)は第10回長岡インディーズムービーコンペティションでグランプリを受賞。「東京アリラン」(08・卒業制作)は同年ザ・コダック・フィルムスクール・コンペティションの日本代表になる。
映画祭はショートピース!仙台短篇映画祭2008、Toronto Japanese Short Film Festival 2010などに出品。大学卒業後は「キネマ旬報」編集部のアルバイトを経て、現在は国立近代美術館フィルムセンターの非常勤職員。
濱口竜介作品
『明日のキス』
『明日のキス』

キスを今日することと明日することには一体どんな違いがあるのか。
濱口竜介

東京大学卒業後、自作製作と並行して映画・テレビの助監督を務めた後、06年に東京藝術大学院映像研究科に入学。
修了作品『PASSION』は2008年のサンセバスチャン国際映画祭、東京フィルメックスのコンペに出品されるなど、国内外の映画祭で上映された。
現在は東京藝術大学と韓国国立フィルムアカデミー(KAFA)による日韓共同製作作品『THE DEPTHS』、ENBUゼミナール俳優コースとともに制作した『親密さ』など待機作多数。
日原進太郎作品
『アイツがやって来る』
『アイツがやって来る』

娘のことが可愛くて仕方がない清壱は、それからずっと機嫌がよくない。そんな時、突然大きな揺れが町を襲う。
日原進太郎

在学中に制作した「パリレリーナの穴」がショートピース!仙台短篇映画祭「新しい才能に出会う」にて上映。その他、数々の国内映画祭にて入選・受賞。卒業制作の「幸せなら手をつなごう」がうえだ城下町映画祭にてグランプリを受賞。
卒業後も、同校職員を務める傍ら、自主制作を続けている。
近年制作した「春夏秋冬くるぐる」は、ぴあフィルムフェスティバルPFFアワード2011に入選した。
日向朝子作品
『一枚の履歴書』
『一枚の履歴書』

バイトに応募しようと言ったのは、ユミちゃんだった。ユミちゃんと履歴書、ユミちゃんと私。
今も忘れない夏のある一日の記憶。
日向朝子

2003年、短編映画「Finder」でショートピース!仙台短篇映画祭審査員奨励賞を受賞。 同年、長編脚本「SEESAW」でサンダンス・NHK国際映像作家賞優秀賞を受賞。2006年、中編映画「Presents-合い鍵-」を脚本・監督し、劇場デビュー。
2009年、初の長編 映画「森崎書店の日々」を脚本・監督。2010年に公開が始まり現在も全国順次 公開中。
その他「青空のゆくえ」(共同脚本)、「妄想姉妹」(TVドラマ・4 話8話を演出)などがある。
平林勇作品
『Matou』
『Matou』

しかしその人生の長さに絶対的な尺度はなく、永遠に終わらないような長さとも言えるし、一瞬で終わるとも言える。我々はミジンコや蚊の人生を笑えるのか。
平林勇

株式会社ライトパブリシティにてアートディレクターをやったのち、フリーのCMディレクターになる。
CMの仕事をしながら、2002 年より短編映画を作り始め、
『TEXTISM』が、イメージフォーラムフェスティバルでグランプリ受賞。
『BABIN』がロカルノ国際映画祭で審査委員賞と学生審査員賞のW 受賞。
『aramaki』がベルリン国際映画祭短編部門ノミネート。
『Shikasha』がカンヌ映画祭監督週間とサンダンス映画祭にて上映。
堀江慶作品
『3・12』
『3・12』

奇妙な静けさが包む東京の街角で、大輔と由紀の兄妹は予定通り20年ぶりに母親と再会した。大輔の恋人である舞台女優の楓は予定していた公演を中止にするかを仲間と話し合っていた。恐るべき現実の裏側で裏白昼夢のような一日を経験する若者たちが、明日へと歩みだす。
堀江 慶

劇団東京乾電池を経て、在学中から俳優としてテレビや映画、舞台と数々の作品に出演。35ミリ長編初監督作品「グローウィン グローウィン」は、史上最強の学生映画と話題を集める。堀北真希主演「渋谷怪談」、池内博之主演「全身と小指」、真木よう子主演「ベロニカは死ぬことにした」(角川書店)で初の原作映画にも挑戦。06年から自身の演劇ユニット・劇団CORNFLAKESを旗揚げ。映画、ドラマ、PV、ゲーム、舞台演出と活動の場を広げている。
真利子哲也作品
『スポーツマン』
『スポーツマン』

しかし、伝説の覆面レスラーだった父が世間を騒がす張本人となり、息子の吾郎が注目を浴びてしまう。 過酷な練習に体を痛める吾郎だが、仲間の期待を受け、何も言わずリングに立つ。
真利子哲也

その後、冨永昌敬・松尾スズキ・小林政広などの監督作品にメイキング・ディレクターとして参加。
また、2007年に東京藝術大学大学院映像研究科に入学して黒沢清監督に師事、2009年に修了作品として監督した初の長編映画『イエローキッド』が2010年渋谷ユーロスペースをはじめ、全国各地で劇場公開された他、国内外18の映画祭に招待された。
同作は2011年、毎日映画コンクールにて主演の遠藤要がスポニチグランプリ新人賞、高崎映画祭にて若手監督グランプリ、おおさかシネマフェスティバルにてインディペンデント映画賞、日本映画プロフェッショナル大賞にて新人監督賞を受賞。最新作は中編映画『NINIFUNI』。
守屋文雄作品
『ダーンポンビャ』
『ダーンポンビャ』

守屋文雄

脚本作品 「ヒモのひろし(=セックスマシーン・卑猥な季節=ビデオタイトル「卑猥」)」(05 田尻裕司監督) 「おじさん天国(=絶倫絶女)」(06 いまおかしんじ監督) 「青梅街道精進旅行」(08沖田修一監督) 「UNDERWATER LOVE-おんなの河童-」(共同脚本/10 いまおかしんじ監督) 「キツツキと雨」(共同脚本/11 沖田修一監督)
出演作品 「イサク(=獣の交わり 天使とやる)」(08いまおかしんじ監督) 「シャーリーの転落人生」(09 冨永昌敬監督) 「スリップ(=熟女 淫らに乱れて)」(09 鎮西尚一監督) 「NINIFUNI」(11 真利子哲也監督) 「あるいは愛でいっぱいの海(仮)」(11 城定秀夫監督)
山下敦弘(真夜中の子供シアター)作品
『無事なる三匹』
『無事なる三匹』

山下敦弘(真夜中の子供シアター)

主な作品「天然コケッコー」「マイ・バック・ページ」
和島香太郎作品
『WAV』
『WAV』

和島香太郎

2006年、SUBARUインプレッサショートムービーフェスティバルへの出品作『初歩』(監督・脚本)がグランプリ受賞。
2007年、『聴く先生』(監督・脚本)がBS-TBSで放映。脚本『かなたゆ』が第4回BS-i新人脚本賞で審査員特別賞を受賞。ショートピース!仙台短篇映画祭2007にて『店番の間』(監督・脚本)が上映される。BS-TBS 東京少女・セピア編「新聞少女」を監督。
2008年、文化庁若手映画作家育成プロジェクト(NDJC)に選出され、映画 『第三の肌』(主演:りりィ、唐橋充)を監督。
2010年3月、第7回トロントジャパニーズ短編映画祭にて「第三の肌」が観客賞(Audience Choice award)を受賞。7月、監督作『Invitaion』(原題『誘い』)がトロント新世代映画祭にて上映される。9月、詩人・黒田三郎の原作「小さなユリと」を映画化した「小さなユリと 第一章・夕方の三十分」(監督・脚本)が仙台短篇映画祭2010にて上映。本作は池袋シネマロサでの公開が決定。