「あの時」と「あれから」に向き合いながら
Gプログラム 22日(日) 14:30~
被災地の友人と数か月連絡の取れなくなった篠崎誠監督が、その後再会を果たした友の体験談を聞く中でうまれ出た作品。少しずつ日常を取り戻している今だからこそ、あの日大切に思えたものを再び考えてみたい。
『あれから』
監督:篠崎誠 脚本:酒井善三 
出演:竹厚綾 礒部泰宏 伊沢磨紀  
2012 年/ 日本/ カラー/63 分
2011 年3 月11 日、東日本大震災。東京郊外に暮らす祥子は被災地に暮らす恋人と連絡がつかずにいた。余震が続く中ようやく通じた電話で、彼が心のバランスを崩し入院したことを知らされる。静けさを取り戻して行く日常に反して、激しく揺れるヒロインの心情…。誰もが体験する大切な人との時間が様々な手法で折り込まれ、何層もの「あれから」が浮かび上がる。
監督:篠崎誠 しのざき まこと

処女作『おかえり』がベルリン国際映画祭最優秀新人監督賞、モントリオール世界映画祭新人監督部門グランプリなど海外で11 賞を受賞。
第2作『忘れられぬ人々』はナント三大陸映画祭主演女優、主演男優賞をW 受賞、
第3 作『犬と歩けば』は上海国際映画祭ニュータレント部門でグランプリを受賞した。最新作は黒沢清監督の撮影現場に密着したドキュメント『ACTION !』。