冬のショートピース!「映画」×「音」+1

「映画」×「音」+1は、映画の上映とともに監督をゲストに迎え、作品の中にある様々な音を切り口に、映画の奥深さや魅力について考えていく上映シリーズです。第一回目は劇場公開デビュー作「Playback」でその才能を絶賛された29歳の俊英、三宅唱監督の処女作「やくたたず」と「Playback」の上映と、上映終了後に監督をお招きしてお話をうかがいます。この企画上映会が皆さんにとって、映画の新しい面白さを発見する機会となったら幸いです。
仙台ムービー・アクト・プロジェクト/仙台短篇映画祭実行委員会

フライヤー(クリックで拡大されます) フライヤー表 フライヤー裏
会場地図

仕事の行き詰まりや妻との別居など、40歳を手前に人生の分岐点に立たされた映画俳優ハジ。だがすべてが彼にとっては、まるで他人事のようだ。そんなハジが旧友に誘われ、久しぶりに故郷を訪れる道中、ある出来事が起こる。居眠りをして目覚めると、なんと大人の姿のまま制服を着て、高校時代に戻っているのだった……。現在と過去が交錯し、反復されるその世界で、果たしてハジは再び自分の人生を取り戻せるのだろうか。行き場をなくした男の、ある「再生」の物語。

脚本・編集・監督:三宅唱|企画・プロデュース:佐伯真吾 松井宏 三宅唱―出演:村上淳 渋川清彦 三浦誠己 河井青葉 山本浩司 テイ龍進 汐見ゆかり 小林ユウキチ 渡辺真起子 菅田俊|ラインプロデューサー:城内政芳|撮影:四宮秀俊|照明:秋山恵二郎 玉川直人|録音:川井崇満|助監督・整音:新垣一平|制作主任:伊達真人|メイク:南梨絵子|衣裳:影山祐子|監督助手:加藤綾香 山科圭太|撮影助手:星野洋行|スチール:鈴木淳哉|水戸撮影コーディネート:平島悠三―配給:PIGDOM|宣伝:岩井秀世―制作協力:JET-ON|制作:PIG-DOM|製作:DECADE inc.|挿入歌:Daniel Kwon 大橋好規|主題歌:“オールドタイム”大橋トリオ

playbackのスチール

札幌、12月。高校卒業を間近に控えたテツオら3人は、地元の先輩・伊丹が勤める防犯警備会社に通い始める。無為に過ごす時間を抜け出し、なんとか仕事の役に立とうと車の運転を教えてもらうのだが…。「やくになんかたってたまるか!!」波のように跡形もなく消えていく時間が鮮烈な印象を残す三宅監督の長編処女作。この作品を観た村上淳が瑞々しくも荒々しい作家性に惚れ込み、「一緒に映画を撮ろう」と声をかけて『Playback』が生まれた。

監督・脚本・撮影・編集:三宅唱|出演:柴田貴哉 玉井英棋 山段智昭 櫛野剛一 足立智充 南利雄 片方一予 須田紗妃|製作:間瀬英一郎 三宅唱|制作:嶺隼樹 伊藤智之|助監督:古田晃司 録音:高柳翼|美術:久保田誠|製作協力:木村亮太|配給・宣伝:PIGDOM|製作助成:CO2運営事務局

やくたたずのスチール
三宅唱

1984年札幌生まれ。2007年映画美学校フィクションコース初等科修了。2009年一橋大学社会学部卒業。2010年初長編『やくたたず』を監督(第6回CO2助成作品)。長編第二作『Playback』(2012)は第65回ロカルノ国際映画祭インターナショナル・コンペティション部門に正式出品された。また第27回高崎映画祭新進監督グランプリ、第22回日本映画プロフェッショナル大賞新人監督賞を受賞。東京では10週のロングラン上映を記録した(現在全国ロードショー中)。

堀口徹(トークホスト)

1972年アメリカ合衆国オハイオ州生まれ。東北大学工学部建築学科卒業。東北大学都市建築学専攻助教、UCLA建築都市デザイン学科客員研究員を経て、2012年より立命館大学建築都市デザイン学科准教授。仙台在住時には仙台短篇映画祭実行委員、野外上映会おろシネマ実行委員などにも関わってきた。

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