メディア芸術祭2016作品上映 - 仙台短篇映画祭2016

メディア芸術祭2016作品上映 Focus in Japan Selection 2016

1階オープンスクエア 9月17日 12:00/16:30、18日 16:30、19日 12:00/16:00
入場無料


アニメーションからアート作品、ミュージックビデオまで、若手日本人作家の作品を中心に、見ごたえある10作品を集めたプログラムです。

公式サイト

メディア芸術祭 http://j-mediaarts.jp/


『group/inou[EYE]』2015 新人賞 2015年/日本/3分32秒

監督:橋本麦、ノガミ カツキ

あらすじ

Google Street ViewTM上の画像を繋ぎあわせ、その上をgroupinouの2人が駆け抜ける。世界中で撮影された膨大な画像をもとに、インターネット上に再構築された「視点」の連続をキャプチャーして映像化した。数々のデジタル・ツールを駆使した徹底的な効率化と、一コマずつの緻密なつくり込み。シンプルなアイディアながら、作者の熱量が感じられる映像作品となっている。
©2015 GAL..




『OK Go "I Won't Let You Down"』2015 審査委員会推薦作品 2015年/日本/5分20秒

監督:原野守弘、Damian KULASH, Jr.、関和亮、西田淳 / 振付稼業:air:man

あらすじ

体重移動によって全方位に移動できる乗り物UNI- CUBを使って行なわれた総勢2,400人によるダンスパフォーマンスを、様々な視点から撮影。地上でのアイレベルから上空700mからの俯瞰まで、ドローンを使った最新技術を駆使し、ワンカットで捉えている。
©OK Go




『YASKAWA BUSHIDO PROJECT/industrial robot vs sword master』2015 審査委員会推薦作品 2015年/日本/4分55秒

『YASKAWA BUSHIDO PROJECT』制作チーム(代表:阿部光史)

あらすじ

5つの世界記録を保持する町井勲の剣技を3D解析し、産業用ロボットMOTOMAN-MH24を用いて忠実に再現。日本文化が育んできた高度な技をロボットが継承していくことをテーマに、人の身体を使ったパフォーマンスをロボット技術に落とし込む。精度の追求だけでなく、武士道における礼節や相手を思いやる心まで表現することを試みている。
©Yaskawa Electric Corporation




『しずくのことば』2015 審査委員会推薦作品 2015年/日本/2分05秒

監督:宮岡瑞樹/石川泰昭

あらすじ

雨や水滴の映像、雨を表わす擬音語を重ねたアニメーション、擬音語のみで構成された音楽から成る作品。窓についた水滴が塊をつくり滴り落ちていく様子と、一文字一文字が集まって「ことば」になっていく様子を重ね合わせ、言葉と自然を織り交ぜてポエティックに表現した。
©Miyaoka Mizuki/Ishikawa Yasuaki




『息ができない』2015 審査委員会推薦作品 2015年/日本/8分09秒

監督:木畠彩矢香

あらすじ

主人公の身の置き所のない不安な心情とその変化を、水と砂をモチーフに描き出したアニメーション作品。水泳の授業の最中にふざけた勢いで友だちを溺れさせてしまった少年は、級友からの視線や自責の念に苛まれるうちに、徐々に増えていく「水」に溺れ、水中にひとり取り残されてしまう。
©Tama Art University Department of Graphic Design




『何も見なくていい』2015 審査委員会推薦作品 2015年/日本/3分38秒

監督:伊藤圭吾

あらすじ

「ふだん自分は何を見ているのか」をテーマにした、鉛筆、パステル、 油絵具を用いた手描きアニメーション。精神世界のように非現実的な電車内で遭遇した、外部との接触を絶ち、自らの顔面を内側に回転させ何も見ようとしない若者と、彼の顔に黙々とゴミを詰め込んでいく男を描く。
©2015 ITO Keigo




『ディス イズ マイ ハウス』2015 審査委員会推薦作品 2015年/日本/13分50秒

監督:大川原亮

あらすじ

作者自らの中学生時代を下敷きに、家庭と外部の狭間で、ほんのわずか成長する少年の一瞬を切り取った物語。小さな非行を繰り返す少年は、苦いブラックコーヒーを飲むことができないが、角砂糖を差し出す母の手をいつも払いのけていたが…。グラフィックデザインとしても成立する、斬新な画面構成に挑んでいる。
©2015 Super Milk Cow Inc




『ズドラーストヴィチェ!』2015 審査委員会推薦作品 2015年/日本/5分38秒

監督:幸洋子

あらすじ

作者が実際に体験した出来事を、切り紙、クレイなど複数の手法を生かして描いたアニメーション作品。ある夏の日、横浜の海辺で出 会ったロシア語を教えるおじさんに連れられ一緒に街へ出かけてみると、見慣れたはずの街が普段と違う風景として見えてきた─。実際にロケを行い、屋外で演技をした音声を用いている。
©2015 Yoko YUKI/Tokyo University of the Arts




『Voyage de Hokusai(北斎の旅)』2015 審査委員会推薦作品 2015年/日本/5分30秒

監督:しりあがり寿

あらすじ

2014年後半から翌年初頭にかけてパリのグランパレ・ナショナル・ギャラリーで開催された「北斎」 展のために制作したショートムービー。エリック・サティの「ジュ・トゥ・ヴー」のメロディにのってユーモラスに踊りら筆をふるい続ける浮世絵師・葛飾北斎を、手づくり感あふれるロトスコープの手法で描いている。
©SHIRIAGARI kotobuki




『unforgettable landscape(ROWAN TREE)』2015 審査委員会推薦作品 2015年/日本/10分51秒

監督:坂本夏海

あらすじ

アイヌやスコットランドの神話にも登場する「ナナカマドの木(Rowan tree)」をめぐる祖母の思い出を描いたドキュメンタリー。個人の記憶が他者の記憶とつながり、フィクションと現実を行き来する…。パーソナルな物語が、歴史という大きな物語をどのように構成しているのかを追求している。
©SAKAMOTO Natsumi



文化庁メディア芸術祭について

<文化庁メディア芸術祭20周年企画展>

■公式サイト http://20anniv.j-mediaarts.jp/

<第20回文化庁メディア芸術祭>作品募集中

■公式サイト http://festival.j-mediaarts.jp/