B 震災後の表現Ⅰ『昼も夜も』 - 仙台短篇映画祭2016

Bプログラム 震災後の表現Ⅰ

7階スタジオシアター 9月17日 14:00〜15:45(105分)

東日本大震災から5年が経ちました。監督たちは、あれからどのような想いで自己の世界を表現し、作品制作と向き合ってきたのでしょうか。2つの作品を通して、日本映画の今を見つめます。

『昼も夜も』 2014年/日本/カラー/68分

監督・脚本:塩田明彦/プロデューサー:根岸洋之/出演:瀬戸康史、阿部純子、碓井将大、須賀健太 ほか

あらすじ

2年前に父親を亡くし、仕方なく中古自動車販売を継いだ真野良介。幼いときから父の姿と車を見て育ってきた彼は、淡々と日々の業務をこなしていた。そんなある日、名前も素性もわからない女が彼の前に現れる。何かと振り回されながらも、良介は次第に心を開き、父のこと、恋人の事故のこと等を彼女に話し始めるのだった。
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ゲスト

塩田明彦 しおたあきひこ

61年、京都府生まれ。立教大学在学中より黒沢清、万田邦敏らと共に自主映画を制作する。劇場映画デビュー作『月光の囁き』(99)、『どこまでもいこう』(99)がロカルノ国際映画祭に正式出品され、続く2001年、宮崎あおい主演『害虫』でナント三大陸映画祭審査員特別賞・主演女優賞を獲得。『黄泉がえり』(03)『どろろ』(07)等で、興収30億円を超えるヒットを記録した。 近作は、北川景子、錦戸亮主演『抱きしめたい・真実の物語』(14)、瀬戸康史、阿部純子主演『昼も夜も』(14)など。著書に『映画術・その演出はなぜ心をつかむのか』(イーストプレス)、『映画の生体解剖×映画術 何かがそこに降りてくる』(Amazonにて電子書籍として販売中)がある。