濱口竜介初期短編作品 - 仙台短篇映画祭 2021
Gプログラム

9/20(月・祝) 11:00-13:00濱口竜介初期短編作品

今や国内外で高い評価を受ける濱口竜介監督の「はじまり」を知る初期3作品を上映。

『何食わぬ顔 (short version) 』2003年/カラー/8mm→DV (上映はBD)/43分

製作・監督・脚本・編集:濱口竜介|撮影:渡辺淳、濱口竜介、東辻賢治郎|録音:井上和士|音楽:ROMAN|出演:松井智、濱口竜介、岡本英之、遠藤郁子、石井理絵 ほか
あらすじ
浪人生の松井は、想いを寄せる育子に会うため夏休みに東京に来るが、育子には既に心を通わせる男性がいた。


『遊撃』2006年/カラー/ステレオ/DVCAM (上映はBD)/17分

監督・脚本:濱口竜介|製作:佐々木靖之|撮影:湯沢祐一 美術:小林美香|録音:光地拓郎|編集:山本良子|出演:土屋裕樹、工藤渉、山岡麻依子、千葉茜、北浦正之

©︎東京藝術大学大学院映像研究科
あらすじ
恵一は大学院の先輩・誠に告白して振られる。誠はそれはあくまで性的指向の問題であって、恵一の人柄自体は否定しないと言う。諦めきれない恵一は、飲み会で夜を明かした勢いで再度告白を試みる。「差別」というテーマを与えられて撮った一本。


『記憶の香り』2006年/カラー/モノラル/16mm (上映はBD)/27分

監督:濱口竜介|脚本:小林美香|製作:東條真努香|撮影:佐々木靖之|美術:田中浩二|録音:草刈悠子|編集:筒井武文|出演:藤川俊生、河井青葉、根岸結衣 ほか

©︎東京藝術大学大学院映像研究科
あらすじ
決まりきった毎日を過ごすサラリーマン前島はバス停で何かを待つ少女を見かける。それ以来、前島の心からその少女が離れない。雨の強く降る朝、前島は少女に傘を差しかけるが少女は何の関心も示さない。その日から前島の周囲では何かが狂い始める…。
濱口竜介 はまぐちりゅうすけ

写真: ©Jens Koch

1978年神奈川県生まれ。東京大学文学部卒業後、映画の助監督などを経て、東京藝術大学大学院映像研究科に入学。2008年の修了作品『PASSION』がサン・セバスチャン国際映画祭や東京フィルメックスに出品され高い評価を得る。その後も日韓共同制作『THE DEPTHS』や、東日本大震災の被災者へのインタビューからなる『なみのおと』、『なみのこえ』などを監督(共同監督は酒井耕)。2015年、演技未経験の女性4人を主演に起用した『ハッピーアワー』が、各国の映画祭で主要賞を受賞。2020年、脚本を手がけた『スパイの妻〈劇場版〉』がヴェネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞。2021年、監督・脚本を担当した短編集『偶然と想像』がベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員大賞)受賞。商業長編映画2作目となる『ドライブ・マイ・カー』は第74回カンヌ国際映画祭脚本賞他3つの独立賞を受賞。

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