ショートピース!仙台短編映画祭2003
会期=2003年10月11日~13日
会場=せんだいメディアテーク 7階スタジオシアター 
               1階オープンスクエア

 
SF short films 02/日本 中野裕之プロデュース作品
   

中野裕之監督がプロデュースする短編は、スローな空気感の漂うピースワールド!

『Return』監督:中野裕之/22分
『県道スター』監督:ピエール瀧/20分
『仲良きことは良き事かな』監督:中野裕之/18分
『ハナとオジサン』監督:芹澤康久/16分
『Adagietto Sehr.langsam』監督:安藤政信/13分
『Slow is Beautiful』監督:中野裕之/24分

     
 
shortpiece of love presented by シネフィル・イマジカ
   

様々な国の様々な恋愛模様。幸せを呼ぶナイン・ストーリーズ。

『ある日曜日』監督:Dan Zeff/イギリス/16分
『唄え!のど自慢』監督:Huh In Moo/韓国/19分
『ウェディング・ナイト』監督:Carlos Cuaron/メキシコ/6分
『この胸のときめき』監督:Sylvia Calle/ベルギー/10分
『マジック ナイト』監督:Per Carleson/スウェーデン/3分
『恋愛クリニック』監督:Artus de Penguern/フランス/8分
『プラック』監督:Measa Hardiman/アイルランド/12分
『恋の邪魔者』監督:Victor Buhler/アメリカ/17分30秒
『魔法の言葉は・・・』監督:Geneviere Mersch/ルクセンブルグ/12分

     
 
ニュージェネレーション・ムービー 堀江慶短篇集
   

堀江慶:1978年生まれ。東京都出身。96年『ねらわれた学園』で映画デビュー。その後『ガメラ3』『犬を撃つ』等に出演。01年「百獣戦隊ガオレンジャー」で、ガオイエローを演じ人気を得る。監督としては、99年の短篇映画『8・15』から本格的に始動。02年『グローウィン グローウィン』で長篇デビューを果たし、各映画賞を受賞する。最新作は、今年公開予定の『ストロベリーフィールド』『渋谷怪談』。

『8・15』99年/14分
『こんな夢を見た』02年/10分
『エイプリルフール』03年/10分
『ストロベリーフィールド』02年/25分

     
 
映画の父D.W.グリフィス
   

映画創生期、そして映画技法の基礎を築きあげたといわれるD.W.グリフィスの貴重な短篇作品を上映。彼の第1作にあたる『ドリーの冒険』をはじめ、映画の父と呼ばれるに値する創造性を持ったアメリカで唯一の監督、D.W.グリフィスの傑作サイレント短篇映画を特集。当日はピアニスト柳下美恵さんのピアノ演奏に載せて上映。(協力:三品幸博氏)

『ドリーの冒険』1908年/モノクロ/12分
『見えざる敵』1912年/モノクロ/15分
『ピッグ横丁のならずもの』1912年/モノクロ/17分
『少女と彼女の信頼』1912年/モノクロ/12分
『エルダ?ブッシュ渓谷の戦い』1914年/モノクロ/29分

     
 
[kwintet] クインテット
   

名だたる5人の巨匠、異彩&奇才監督による、映画通にはたまらない5つの珠玉短篇。

『小さな死』監督:フランソワ・オゾン/95年/フランス/カラー/20分
『窓拭きの男』監督:ファイト・ヘルマー/94年/ドイツ/カラー/8分
『パンと裏通り』監督:アッバス・キアロスタミ/70年/イラン/モノクロ/11分 『ヒトラーのためのソナタ』監督:アレクサンドル・N・ソクーロフ/79年/ロシア/モノクロ/9分
『ラ・ジュテ』監督:クリス・マルケル/62年/フランス/モノクロ/29分

     
 
CANADA5+2
   

国際映画祭として勢いも注目度も高いカナダのモントリオール、トロント各映画祭で上映された短篇をはじめ、カナダインディーズの新鋭作家の作品を特集。

『A Tall Tale』監督:Jeffrey Blatt/カラー/15分
『Breath』監督:Joshua Dorsey/カラー/2分
『The Shine』監督:David Uloth/カラー/2分
『Deformation Personnelle』監督:Jean-Francois Asselin/カラー/21分
『The Temptation of Mrs. Anderson』監督:Caroline Wagner/カラー/10分
『SPCE』監督:Marc Bisaillon/カラー/12分
『Cul de sac』監督:Vincent Egret/カラー/10分

     
 
新・刑事まつり 一発大逆転!ボーナス付
   

作品の条件は「刑事が主人公」「10分を1秒たりとも越えてはならない」「最低5回のギャグを入れる」。8人の監督に映画祭のゲスト、青山真治監督作品「NOと言える刑事」を加えた刑事(デカ)だらけのプログラム。

『リハビリ刑事』 監督:大森南朋
『よいこのでか』 監督:大森立嗣
『軍団刑事』 監督:榊英雄
  『窯岡刑事』 監督:田中要次
『子象*デカ』 監督:津田寛治
『ルーキー刑事』 監督:戸田昌宏
『刑事の休日』 監督:中村麻美
『吉田みのる刑事』 監督:柳ユーレイ
『NOと言える刑事』 監督:青山真治

 
台湾的新星☆チェン・ヨウチェー(鄭有傑)
   

チェン・ヨウチェー:1977年、台湾・台南市生まれ。台湾大学入学後、自主映画を作り始める。イエ・スークアン(葉斯光)監督の協力のもと、自らの脚本、監督、主演で完成させた初めての短編作品『BABY FACE』が第37回(`00年)台湾金馬奨と、第11回(`02年)東京国際レズビアン&ゲイ映画祭に正式出品された。その後、『BABY FACE』が認められ、台湾国内で年間5名のみ選ばれる優秀な新人映画監督として、国からのサポートを受ける。舞台、PV、CMなどを手がけるかたわら、さまざまな映画技術を学ぶ。2001年に制作した『シーディンの夏』は監督作2作目にして、台湾のアカデミー賞、第38回台湾金馬奨にて最優秀短編映画賞を受賞。バンクーバー国際映画祭、釜山国際映画祭などに招待され、第15回(`02年)東京国際映画祭「アジアの風」部門にも正式招待された。

「BABY FACE」00年/台湾/37分
「シーディンの夏」01年/台湾/音楽監督 高野 寛/60分

   
   
ショートピース!カフェ
   
1F smtオープンスクエア
場所:せんだいメディアテーク1階オープンスクエア 2003年10月11日(土)11:00~21:00 11:00~ 仙台短篇映画祭応援作家作品上映 19:50~ 中野裕之監督と芹澤康久監督によるトークイベント ※ イベント開始前に中野監督作品上映『Opinions』(約40分)他 10月12日(日)11:00~20:30 19:00~佐内正史スライドショウ(音楽:岸田繁)
     
   
短篇映画制作ワークショップ
   

映画祭に先立って行われた短編映画制作ワークショップで制作された作品を上映。
今年のワークショップは、せんだいメディアテークと新しい試みに活気づく卸町にある仙台演劇工房10-BOXを結んで行われた。
テーマは「男と女と階段」。仙台で活躍する劇団の俳優が出演した。

ワークショップ当日ゲスト:長尾直樹(映画監督)
上映日時:10月13日(日)10:30
上映作品
『GO・MI』チーム:5-BOX
『through』チーム:ZOO
『MISSION』チーム:先生。

長尾直樹:1955年8月3日生まれ。東京都出身。早稲田大学在学中から自主映画を監督。ぴあフィルムフェスティバル入賞。
91年に『東京の休日』を監督。『キリン・一番搾り』『資生堂・ウーノ』など数多くのCMを演出したり、音楽ビデオクリップも手掛けている。
また、テレビドラマ『つげ義春ワールド・散歩の日々』(豊川悦司・主演)を監督。劇場映画2作目『鉄塔武蔵野線』では文化庁優秀映画作品賞を受賞。

     
   
コンペティション結果
   

 3年目のショートピース!仙台短篇映画祭、2年目のコンペティション部門です。今年は海外からも含めて217本の応募作品がありました。その中から実行委員会による予備審査を通過し最終ノミネートされた6作品は、自分らしい物語の映画を作ろうとする彼らのひとつの答えだと思います。新しい映画と出会うことで、作る人見る人にとってよい刺激が生まれることを願っています。 ノミネート6作品の中から、審査員3名によりグランプリ、審査員奨励賞を選出、また観客の投票によるせんだい・宮城フィルムコミッション賞を決定しました。

○ グランプリ(賞状、賞金30万円)『極東のマンション』監督/真利子哲也
○ 審査員奨励賞(賞状、賞金5万円)『Finder』監督/日向朝子
○ せんだい・宮城フィルムコミッション賞(賞状、賞金10万円)『ここからの景』監督/岩田ユキ

審査員

青山真治
映画監督。1964年北九州市門司出身。立教大学在学中から学生映画を作り始める。
助監督、映画ライターを経験。劇場デビュー作は『Helpless』という暴力映画。
その後、数本の作品を作り、長尺映画『EUREKA』で海外の賞を獲得。
小説『ユリイカ』も賞をもらう。最新作は来春公開予定の『レイクサイドマーダーケース』。

阿部和重
小説家。1968年山形県生まれ。日本映画学校卒。
94年『アメリカの夜』で群像新人文学賞受賞。以降映画時評を『太陽』はじめ各誌で連載。
96年『カイエ・デュ・シネマ・ジャポン』の編集委員を務める。
99年『無情の世界』で第21回野間文芸新人賞受賞。
現在は『文學界』で映画時評、今年10月『シンセミア』を朝日新聞社より刊行。

佐内正史
写真家。1968年静岡県生まれ。
95年第12回キャノン写真新世紀優秀賞受賞。97年デビュー写真集『生きている』以来、
次々に作品を発表。
02年初の佐内正史事務所写真集『MAP』で第28回木村伊兵衛写真賞を受賞。03年佐
内正史事務所写真集第2弾『ChairAlbum』を出版。
他、01年以来、スライドショーも数多く展開中。

   
     



   
   

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