ノスタルジックでありながら、斬新で独創的な世界観をスクリーンに描き続ける林海象監督の、貴重な短篇2作品を上映します。作品を堪能した後は、林監督をはじめとするゲスト監督たちが集う交流会へ。秋の夜長にぴったりの、「味わい深い映画の会」をお楽しみください。
※永瀬正敏さんのご来場が決定いたしました!(9月12日発表)
※プログラム料金には交流会参加料金が含まれます。交流会のみ参加する場合はお一人様500円となります。
1997年/日本/モノクロ/20分/脚本・監督:林海象/撮影:柴主高秀/美術:嵩村裕司/音楽:めいなCo./出演:永瀬正敏、夏生ゆうな/プロデュース:林海象、永瀬正敏 ©乙女の祈り
2002年/日本/18分/監督・脚本:林海象 /出演:北村一輝、夏生ゆうな、鈴木砂羽
1957年京都生まれ。86年『夢みるように眠りたい』で監督デビュー。『私立探偵 濱マイクシリーズ』、『探偵事務所5シリーズ』など探偵映画を多数監督した。最新作は、永瀬正敏と17年ぶりに組んだ、新世紀映画『彌勒 MIROKU』、『GOOD YEAR』。東北芸術工科大学映像学科学科長を務めるほか、探偵でもある。
こちらも合わせてお楽しみください→プログラムF/新しい才能に出会う
宮崎県生まれ。1983 年相米慎二監督作『ションベン・ライダー』でデビュー。
1991 年に山田洋次監督作『息子』で日本アカデミー賞、ブルーリボン賞、他計9 映画賞で、主演・助演男優賞を総なめにし、『学校Ⅱ』山田洋次監督(96)と『誘拐』大河原孝夫監督(97)で日本アカデミー賞優秀助演男優賞を、そして『隠し剣 鬼の爪』山田洋次監督(04)で同優秀主演男優賞を受賞。
また、カンヌ国際映画祭芸術貢献賞受賞のアメリカ映画『ミステリー・トレイン』ジム・ジャームッシュ監督(89)、ロカルノ国際映画祭グランプリ受賞の香港映画『アジアン・ビート(香港編)『AUTUMN MOON』クララ・ロー監督(91)、リミニ国際映画祭グランプリ、エジンバラ国際映画祭監督賞、トリノ国際映画祭審査員特別賞を受賞したアイスランド映画『コールド・フィーバー』フリドリック・トール・フリドリクソン監督(95)など90本以上の国内外の映画に出演している。
近作では、2011 年に公開された小林聖太郎監督作品『毎日かあさん』で日本映画批評家大賞主演男優賞受賞、『スマグラー おまえの未来を運べ』で日本放送映画藝術大賞優秀助演男優賞受賞。
また、2014年に台湾で社会現象を巻き起こし、興行収入ナンバーワンヒットとなった台湾映画『KANO』(マー・ジーシアン監督)での金馬奨最優秀男優賞ノミネートは、中華圏以外の俳優で日本人史上初の快挙となった。
2015年、河瀬直美監督作品『あん』は第68回カンヌ国際映画祭・ある視点部門オープニング作品に選ばれ、“Valletta Film Festival”ではBest Film Award(グランプリ)を受賞。
公開待機作に第71回ヴェネチア国際映画祭出品作『Words With Gods 』(ギレルモ・アリアガプロデュース、中田秀夫監督)、『64 ロクヨン』(瀬々敬久監督)、『後妻業』(鶴橋康夫監督)『十字架』(五十嵐匠監督)、『GOOD YEAR』(林海象監督)他。
(C) Muga Miyahara