Bプログラム
ふしぎな世界観の中にみえるものは何か。アニメ作りを志す方に向けて、上映後にはトークセッションでお二人を迎え、アニメ作りの制作裏話を見て聞いて、どっぷりとアニメの世界へともぐっていきます。
人間によって切られた鼻を探しに来たメスの熊は、宇宙ステーションの墓地で清掃のバイトをする男と出逢う。偶然に引き寄せられた二人を中心に、歯の着ぐるみバイトの女の子、日本帝国陸軍兵士、絶滅寸前の猿人が蠢く。歯、陰毛、電波、etcのキーワードと共に時間と空間を超えながら物語は動き出し、絡み合いながら収束していく。
ひらのりょう
がんばれチューリップちゃん!レッツ!ゴーゴー!
渡辺佐吉 わたなべさきち
9/20(土) 13:45-15:45アニメから未来をみつめて
ひらのりょう監督作品3本、渡辺佐吉監督作品2本の上映。ふしぎな世界観の中にみえるものは何か。アニメ作りを志す方に向けて、上映後にはトークセッションでお二人を迎え、アニメ作りの制作裏話を見て聞いて、どっぷりとアニメの世界へともぐっていきます。
河童の腕5分42秒/カラー/2009年
監督:ひらのりょう
あらすじ
抜けてしまった河童の腕を巡る物語。
「ホリデイ」14分16秒/カラー/2011年
監督:ひらのりょう
あらすじ
とある避暑地、男と女、そしてアカハライモリが、水分の繋がりを巡って織りなす物語。卒業制作作品。
「パラダイス」20分18秒/カラー/2014年
監督:ひらのりょう
あらすじ
鼻が切られた熊と宇宙墓地で働く清掃員、そして宇宙を漂う歯をめぐるSF作品。人間によって切られた鼻を探しに来たメスの熊は、宇宙ステーションの墓地で清掃のバイトをする男と出逢う。偶然に引き寄せられた二人を中心に、歯の着ぐるみバイトの女の子、日本帝国陸軍兵士、絶滅寸前の猿人が蠢く。歯、陰毛、電波、etcのキーワードと共に時間と空間を超えながら物語は動き出し、絡み合いながら収束していく。

アニメーション作家・漫画家。1988年埼玉県春日部市生まれ、長野県富士見町を拠点に活動。人間と人間以外のあわいをテーマに、SFやホラー・ファンタジーといったジャンル映画的な要素を取り入れ、ポップでディープかつビザールな作品を産み出しつづける。
フルカラーコミック『FANTASTIC WORLD①・②』リイド社より発売中。アニメーション作家としては、オリジナルの短編作品『パラダイス(2014)』や『KRASUE(2022)』などで国内外の数々のアニメーション映画祭に参加。NHK「みいつけた!」の『もじゃもじゃ』コーナー、NHK「みんなのうた」『にゃんこの哲学(うた:黒猫同盟)』のアニメーション制作も担当。
劇団ロロの公演「はなればなれたち」では俳優として参加。最近は編み物教室に通う。
「ラズベリージャムの王女 #1」2025年/8分
作と絵:渡辺佐吉|出演:武田明香里、クボタハルキ、井﨑愛、パウロ、北條風知|©️Sakichi
あらすじ
シュガーはラズベリージャム学園の一年生。立派な魔法使いになるために頑張らなくっちゃ!
「チューリップちゃん」2024年/18分
監督、脚本、作画、音楽:渡辺佐吉|出演:佐藤ハイジ、井﨑愛、山崎鈴花、藤澤侑生、栗田恭佳、クボタハルキ、サンキュータツオ、渡辺佐吉
あらすじ
小学生の女の子チューリップちゃんは、授業参観で「将来の夢は還暦を孫にお祝いしてもらうこと」と発表する。クラスのみんなに笑われる。どうして笑われるのかわからない。体育の授業で逆上がりができない。家族の何気ない言葉に傷つく。そんなチューリップちゃんは成長しどんな大人になるのか、夢は叶うのか。がんばれチューリップちゃん!レッツ!ゴーゴー!

2001年生まれ、宮城県仙台市出身。東北芸術工科大学映像学科卒。
大学の卒業制作として取り組んだ短編アニメーション「チューリップちゃん」がぴあフィルムフェスティバル等複数の映画祭に入選。同作品が2025年2月、オランダで開催された第54回ロッテルダム国際映画祭Short&Mid-length部門に正式招待・上映された。
現在は経済産業省によるクリエイター支援プログラム『創風』にて新作を制作中。