映画の話をしよう - 仙台短篇映画祭 2025
Cプログラム

9/20(土) 16:30-18:30映画の話をしよう

映画監督のあの人は、俳優のあの人は、どんな映画にときめいてきたのだろう。映画のなかで何を見つけてきたのだろう。そんな二人の大好きな映画の話を聴きながら過ごす SUPER HAPPYなプログラム。

『水魚之交』”Two of Us”2023年/日本=フランス/19分

監督・編集:五十嵐耕平 脚本:五十嵐耕平、久保寺晃一|出演:佐野弘樹、宮田佳典、影山祐子、尾崎夏樹、畔上幸真、上田真之、伊藤重樹
作品写真:©2023 NOBO LLC
あらすじ
海の見えるホテルに旅行に来た幼馴染の佐野と宮田。宮田の携帯が鳴り続け、しびれを切らした佐野はその電話に出るのだが……。最新作『SUPER HAPPY FOREVER』のパイロットフィルムの位置付けで製作された短編。ストーリーは異なるながらも、佐野や宮田といったキャラクター、ホテルの舞台設定などが共通しており、本作は長編のイメージを発展させていくにあたり、重要な役割を果たしたといえる。第71回サン・セバスチャン国際映画祭のザバルテギ=タバカレラ部門に正式出品された。
五十嵐耕平 いがらしこうへい
プロフィール写真:©2025 久保路

1983年、静岡県生まれ。東京造形大学在学中に制作した初長編映画『夜来風雨の声』(08)が、シネマ・ デジタ ル・ ソウル2008にて韓国批評家賞を受賞。その後、東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻の修了作品『息を殺して』(14)が第67回ロカルノ国際映画祭新鋭監督コンペティション部門に正式出品され、高い評価を得る。日仏合作でダミアン ・ マニヴェルとの共同監督作『泳ぎすぎた夜』 (17) は第74回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門に正式出品。最新作『SUPER HAPPY FOREVER』(24)は、第81回ヴェネチア国際映画祭ヴェニス・デイズ部門日本初のオープニング作品として上映されたほか、第51ゲント国際映画祭、第21回レイキャビク国際映画祭ではグランプリ、第46回ナント三大陸映画祭では準グランプリ(銀の気球賞)を受賞した。



言葉のいらない愛2018年/日本/15分

監督・脚本・編集:井之脇海|出演:沖正人、井之脇海
あらすじ
山奥に一人で暮らす男は日々の出来事を日記のように手紙へ書く習慣があるが、その手紙は出されることなく積み重なっていく。ある日狩猟の最中に男が出会った少年は言葉を操ることができなかった。2人の奇妙な生活が始まり、やがて1つの事件が起こって…。
井之脇海 いのわきかい

1995年生まれ。神奈川県出身。
2008年『トウキョウソナタ』(黒沢清監督)で第82回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞ほか複数の賞を受賞。2018年監督・脚本・主演を務めた『言葉のいらない愛』が第68回カンヌ国際映画祭ショートフィルムコーナー部門に入選。主な出演映画に『告白』10/中島哲也監督)、『護られなかった者たちへ』(21/瀬々敬久監督)、『ONODA 一万夜を越えて』(21/アルチュール・アラリ監督)、『猫は逃げた』(22/今泉力哉監督)、『犬も食わねどチャーリーは笑う』(22/市井昌秀監督)、『バジーノイズ』(24/風間太樹監督)、主演映画『ピアニストを待ちながら』(24/七里圭監督)などがある。
テレビドラマ『義母と娘のブルース』シリーズ(TBS系)、『ブラック・ジャック』(テレビ朝日)などに出演、『晩餐ブルース』(テレビ東京)ではW主演を務めた。現在放送中のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」にも出演中。

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