Fプログラム
家族以外の誰もが反対するお別れの会にはたして人は集まるのか。延命治療と人間の尊厳について問いかける。
「信仰なきゴスペル」に戸惑う人たちの本音に迫る。
9/21(日) 16:30-18:30アジア発のドキュメンタリー映画から「愛と葛藤」を考える
2024年の仙台市の外国人宿泊者数はおよそ 55万人(2025年5月28日/仙台市文化観光局調べ)。外国人居住者数は17729人(2025年4月30日/仙台市調べ)と、生活の中で外国人との接点も増加しているのではないでしょうか。本映画祭2回目の当プログラムではその新たな隣人について、彼らの価値観やライフスタイル、抱える葛藤についての理解につながるかもしれない 2作品を上映します。「これにて、おさらば」It's a Wrap2022年/撮影:イスラエル/製作:イスラエル/56分
監督・撮影・編集:アミット・ミラー、ミリ・アーマン
アジアンドキュメンタリーズで配信中
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あらすじ
ユダヤ人女性ミリと母親のハヤは2人暮らし。ある日、癌に冒されたハヤが自分のお別れの会を開くと言い始めた。親戚や友人からは「神から与えられた命を全うすべき」との声ばかり。ハヤはスイスの安楽死団体への登録を済ませ、ミリは残りわずかな日々を惜しみながらも母の願いを叶えようと奔走する。家族以外の誰もが反対するお別れの会にはたして人は集まるのか。延命治療と人間の尊厳について問いかける。
「GOSPEL」2014年/撮影:日本・アメリカ/製作:日本/56分
監督:松永大司
アジアンドキュメンタリーズで配信中
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あらすじ
日本の音楽シーンに根付いたゴスペル(福音音楽)だが、歌う日本人の9割以上は非キリスト教徒。歌の中で神を賛美し祈りを捧げる日本人の姿に米国のゴスペルシンガーは「理解できない」と呆れ、日本人のゴスペル講師は「宗教色を出さない」と割り切る。クリスチャンではない者が福音を求めるゴスペルを歌う矛盾に悩む人、気にしない人、そしてキリスト教に入信した人。「信仰なきゴスペル」に戸惑う人たちの本音に迫る。