短篇で出会いなおす井口奈己 - 仙台短篇映画祭 2024
Gプログラム

9/23(月・祝) 11:00-13:00短篇で出会いなおす井口奈己

井口奈己傑作短編二本立て!
「やりたいことをやったらいい」という命題を投げかけられた井口監督が、こどもが暴れる短編映画を、今、面白いと思う人たちと思いっきりやってみたパワフルな作品を上映。Yumbo澁谷浩次さんとのトークも乞うご期待!

左手に気をつけろ2023年/43分/日本

監督・脚本・編集:井口奈己|撮影・仕上げ:鈴木昭彦|音楽:Yuke Myras、大滝充|エグゼクティブプロデューサー:金井久美子、金井美恵子|プロデューサー:大滝薫子、大滝雅之、増原譲子|制作プロダクション:合同会社ナミノリプロ|製作・配給:一般社団法人文化振興ネットワーク|出演:名古屋愛、北口美愛、松本桂
©文化振興ネットワーク、CULTURAL DEVELOPMENT NETWORK
あらすじ
20XX年。世界では左利きを媒介するウイスルが蔓延し、こども警察による厳しい取り締まりが行われていた。行方不明になった姉を探す神戸りんは、その足取りを追うなかで“運命の人”と出会い「世界を変えていく」と意気込んでいくのだが......。


だれかが歌ってる2019年/30分/日本

監督・脚本・編集:井口奈己|撮影・仕上げ:鈴木昭彦|絵:山口一郎|音楽:細海魚|配給:合同会社ナミノリプロ|出演:森岡未帆、川井優作、秋谷悠太、北口美愛
©naminoripro2019
あらすじ
いつもの街角、どこからともなく聴こえるメロディ。何気ない日常のなかで重なる「偶然」が人の想いを繋いでいく。『こどもが映画をつくるとき』そして『左手に気をつけろ』へと続いていく、井口奈己監督が自身の持つ興味の本質を模索するかのような根源的作品。
井口奈己 いぐちなみ

1967年東京生まれ。在学中に、矢崎仁司監督『三月のライオン』の現場に録音助手として初参加。その後、黒沢清監督『地獄の警備員』など、数々の映画で録音助手や助監督を務める。1997年、はじめての自主映画に着手。完成までに4年を要した『犬猫(8mm)』は、PFFアワード2001で企画賞(TBS賞)を受賞し、8mm映画作品としては異例のレイトショー公開され、第12回日本映画プロフェッショナル大賞新人監督賞を受賞。2004年、『犬猫』を35mmでリメイクし、第22回トリノ国際映画祭で審査員特別賞、国際批評家連盟賞、最優秀脚本賞を受賞した他、女性監督として初めて日本映画監督協会新人賞を受賞。2008年に監督・脚本を手がけた2作目の『人のセックスを笑うな』が公開。2014年『ニシノユキヒコの恋と冒険』が公開、他に、2019年『だれかが歌ってる』、2021年『こどもが映画をつくるとき』、2023年『左手に気をつけろ』は第36回東京国際映画祭Nippon Cinema Now部門出品。



澁谷浩次 しぶやこうじ

1970年北海道生まれ。1998年より、仙台を拠点に自身が率いる音楽グループ「yumbo」を中心に活動する傍ら、映画音楽の提供、他アーティストとの共同ソングライティングなども行う。2021年に初のソロアルバム『Lots of Birds』を発表。喫茶ホルン経営。映画鑑賞家。

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