新しい才能 - 仙台短篇映画祭 2025
Iプログラム

9/23(火・祝) 13:45-15:45新しい才能

応募いただいた46本の中から4作品を上映。個性とアイデアあふれる作品が揃いました。監督たちの作品制作や意図、映画との向き合い方を聞くつくり手を囲んでの上映+トークプログラム。今年のゲストコメンテーターは阪元裕吾監督です。

逆流2024年/日本/19分

監督:北野陽太
あらすじ
暑い夏の日、真緒は四年ぶりに実家に帰ってきた。四年間、シングルファーザーの父ともろくに連絡を取っていなかった真緒だが、急に婚約者を連れて帰ってきたのだった。彼女は思い出す。母親が家を出たとき、優しく抱きしめてくれた幼馴染の佳苗の腕の感触を。実家での親戚の集い、旧友との食事、地元の河川敷、母親の写真。その全てが、何気ない日常から、母親や幼馴染の佳苗との記憶へと真緒を否応なく誘っていく……。記憶と幻想、そして日常が交錯する短編。
北野陽太 きたのようた

2002年5月13日生まれ 大学1年生から映像制作を始める。
『Decalcomania』(第35回早稲田映画まつり入選)『サワとリン』などの自主制作映画の他、CM やPVばどの制作も行う。初の長編作品『女』が、カナザワ映画祭2024期待の新人監督2024に入選&早稲田映画まつり観客賞。映画配給レーベルCinemago配給のもと、2025年5月に劇場公開された。最新作の短編『逆流』も現在映画祭出品中。また、カラリストとしても多くの作品に参加。高級感のあるソリッドな映像から、色彩豊かで華やかな映像まで幅広いレンジのグレーディングが定評を集める。



ここに海をつくる2024年/日本/17分

監督:片峯綾乃
あらすじ
まだ知らないことだらけの子供が生み出す創造性、知っていたことを忘れていく認知症を通して家族の愛を描く。6歳の主人公が命の記憶を込めて想像した新しい海のアートが、深く透明な彼女の世界を伝える。16mmフィルム撮影。
片峯綾乃 かたみねあやの

2002年生まれ。2025年日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。



epilogue2024年/日本/18分

監督:亀平菜緒
あらすじ
就職活動がうまくいかずに悩むひかり。友人の悠人が想い人に告白をしたことから、2人の関係は崩れていく。
亀平菜緒 かめひらなお

日本大学芸術学部を卒業。現在は制作会社に勤める傍ら、自主映画などを制作している。



Walkin'2024年/日本/20分

監督:内海元伸
あらすじ
和泉理胡は常に成果を求めて行動してきた25歳。ある日、理胡は高校の同級生、河原田篤志に再会する。つかみどころのない河原田にふしぎと惹かれ始める理胡。そんな理胡には3ヵ月会っていない彼氏がいて...
飄々とした河原田、恋愛おせっかいな同僚、3ヵ月会っていない彼氏、彼らを通じて、理胡はだんだんと自分がみえてくる。
内海元伸 うちみもとのぶ

2001年宮城県生まれ。仙台第三高校出身。明治学院大学文学部芸術学科卒業後、ENBUゼミナールにて映画制作を学ぶ。
作品歴
『すもうよ!』第13次米子映画事変 3分映画宴 アニメ会賞受賞
『Walkin’』第9回杉並ヒーロー映画祭 本選ノミネート


ゲストコメンテーター
阪元裕吾 さかもとゆうご

’96年1月18日生まれ。大阪府出身。’18年に、映画『ファミリー☆ウォーズ』で商業監督映画デビュー。これまでの監督作に、映画『最強殺し屋伝説国岡』シリーズ(’19、’22)、『ある用務員』『黄龍の村』(共に’21)などがある。’21年、’23年、’24年に公開され、注目を集めた『ベイビーわるきゅーれ』シリーズの3作目『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』は、第23回ニューヨーク・アジアン映画祭で、最も優れたアクション映画に贈られる「ダニエル・A・クラフト賞」を受賞した。石黒正数原作による「ネムルバカ」が2025年3月公開。

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