プログラムH/ジャック・タチ、大好きなぼくらの伯父さん!

7階スタジオシアター 11月3日(祝・月)13:30~  

○プログラム概要

世界中にファンを持つ、ジャック・タチ。初期から晩年までの短篇を、東北初上映作品を含め一挙上映します。魅せる・楽しませる映画をつくり続けた映画の伯父さん、タチの映画人生を、さあ、ご一緒に。

乱暴者を求む

(c) Les Films de Mon Oncle - Specta Films C.E.P.E.C.

乱暴者を求む ※東北劇場初公開

雇ってくれるはずだった劇団に裏切られた、俳優志望の男。急きょ持ち上がった儲け話に彼は飛びつくが、それは、レスリングの無敵チャンピオンとの真剣勝負だった…。タチの記念すべき初出演作品。

1934年/白黒/25分/監督:シャルル・バロワ/脚本・台詞:ジャック・タチ/出演:ジャック・タチ、エレーヌ・プペ、道化師ロム、ジャン・クレル ヴァルほか

陽気な日曜日

(c) Les Films de Mon Oncle - Specta Films C.E.P.E.C.

郵便配達の学校

郵便配達の学校で訓練を受けたフランソワが、所定時刻どおりのスピード配達を敢行しようと繰り広げるドタバタ喜劇。タチの監督デビュー作であり、ハリウッドの無声喜劇を彷彿とさせるセンスが、フランスの観客や批評家からも強い支持を受けた。タチ夫人のミシュリーヌ・ウィンテールも出演している。

1946年/白黒・スタンダード/16分/監督:ジャック・タチ/出演:ジャック・タチほか


陽気な日曜日

(c) Les Films de Mon Oncle - Specta Films C.E.P.E.C.

陽気な日曜日 ※東北劇場初公開

パリ近郊を訪れる観光客を相手に、ひと儲けを企む文無しの2人組。ツアー客を言葉巧みに誘い、自分達のバスに乗せることに成功するが、お客は代金を旅行会社に前払済み。車の故障にも襲われた一行は、徒歩で帰るはめに陥る。タチ出演2作目の短編。

1935年/白黒・スタンダード/22分/監督:ジャック・ベール/脚本・出演:ジャック・タチ、道化師ロム

フォルツァ・バスティア’78/祝祭の島

(c) Les Films de Mon Oncle - Specta Films C.E.P.E.C.

フォルツァ・バスティア’78/祝祭の島 ※東北劇場初公開

78年春、フランスのチーム「SECバスティア」は、オランダのチームとUEFAカップの優勝をかけて対決。初優勝への期待が高まる中、タチはクラブ会長の依頼を受け、コルシカ島とサポーターたちを撮影した。タチの死後、実娘のソフィーが実家の物置でラッシュを発見。00年に再編集し、完成させた。

1978-2000年/カラー・スタンダード/28分/監督:ソフィー・タチシェフ、ジャック・タチ


ジャック・タチ[Jacques Tati]
1907年パリ生まれ。兵役後にラグビークラブに加入し、無声喜劇に出演後、映画へ活躍の場を移す。俳優経験を経て『郵便配達の学校』で初監督し、『のんき大将脱線の巻』で長編監督デビュー。58年『ぼくの伯父さん』でアカデミー外国語映画賞を受賞した。1982年に死去。2010年、熱烈なファンと公言するシルヴァン・ショメにより、生前に残した脚本が、アニメーション『イリュージョニスト』として映画化された。

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