2011年、震災後の春。映画が観たい、映画祭がやりたい、映画をつくってほしい…そんな仙台の声を受け止めてくれた、41人の監督たち。3分11秒という時間の中で、それぞれが3月11日や自身と向き合い、葛藤しながら綴った42本のオムニバス作品『311 明日』を再び上映します。2014年の今、本作から、あの時から、どんな「明日」が映し出されるのか。初めての方もそうでない方も、この機会に是非ご覧ください。※この作品は前編後編に分けて上映いたします。※掲載している情報は一部を除き2011年当時のものです。ご了承ください。
阿部理沙[あべりさ]
1985年東京都生まれ、07年日本大学芸術学部映画学科卒。在学中に撮った『モンブラン主義』が仙台短篇映画祭07公募プログラム「新しい才能に出会う」、調布映画祭、TJSFF(トロント)、東葛映画祭などで上映される。助監督や出版社勤務を経て、現在はCM等のショートフィルム脚本や世田谷文学館の子供ワークショップ映像担当と並行し自主映画制作を続けている。
生田尚久[いくたなおひさ]
1993年滋賀県生まれ。現在、立命館大学映像学部一回生。小学生の頃から映像に関心を持ち制作に取り組む。高校二年の時に制作した「Dreamer」は、仙台短篇映画祭2010において過去最年少で「新しい才能に出会う」に選出された。同作品は、テレビ新広島主催TSSショートムービーフェスティバルⅥ(2009年)準グランプリ、第12回TBS DigiCon6 JAPAN Regional Awards(2010年)奨励賞を受賞し、第12回TBS DigiCon6 Awards(2010年)の日本最終ノミネート作品となった。また「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2010」のワークショップ参加者(14名)にも選出されている。
井上剛
[いのうえつよし]
1968年、熊本県生まれ。93年からNHKドラマ番組部に所属。主な演出作品に『もっと恋セヨ乙女』」(04)、『クライマーズ・ハイ』(05)、『ハゲタカ』(07イタリア賞グランプリ受賞)、『ジャッジⅡ 島の裁判官奮闘記』(08)、連続テレビ小説『ちりとてちん』(07)、『てっぱん』(10)。
10年1月に放送された阪神・淡路大震災15年特集ドラマ『その街のこども(主演:森山未來・佐藤江梨子、脚本:渡辺あや)』は、NHKドラマ初の劇場公開を果たした。
今泉力哉[いまいずみりきや]
1981年福島県郡山市生まれ。『微温』(07年)が水戸短編映像祭でグランプリを受賞。『最低』(09年)がTAMA NEW WAVEでグランプリを受賞。『たまの映画』(10年)、『終わってる』(11年)と商業映画をたて続けに発表。自主映画がカナダやドイツの映画祭で招待上映されるなど精力的に映画をつくりつづける。モト冬樹主演の最新作『こっぴどい猫(仮)』を8月に撮影予定。
入江悠
[いりえゆう]
映画監督。「SRサイタマノラッパー」で第50回日本映画監督協会新人賞。最新作は「劇場版・神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ」。
ウィスット・ポンニミット
バンコク在住の漫画家・アニメーション作家。通称タムくん。98年に漫画家デビューし、『ヒーシーイット アクア』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門奨励賞を受賞、08~10年に小学館月刊IKKIで『ブランコ』(1~6巻)を連載した。さらに、アニメーション作家としてSAKEROCKのPVを手掛ける他、ミュージシャンとしても活動している。現在はオーディオテクニカwebサイトにて月刊ショートアニメーションを連載中。
岡田まり[おかだまり]
大学時代に実験映画を制作し始める。カリフォルニア芸術大学大学院(California Institute of the Arts)で本格的に映画製作を学ぶ。卒業制作の「オレンジの正しい使い方」が、仙台短編映画際、ソウル女性映画際、夕張国際ファンタスティック映画祭等で上映される。日本に帰国後は映画祭のコーディネーターや通訳・翻訳家として活躍。
甲斐田祐輔[かいだゆうすけ]
1971年生まれ。『TWO DEATHS THREE BIRTHS』(99)、 『coming and going』(99)、『RAFT』(00)を自主制作した後、2003年には『すべては夜から生まれる』を監督する。また2008年『砂の影』がロッテルダム、ブエノスアイレス映画祭等に正式招待、日本国内外で上映される。最新作は音楽家中島ノブユキのドキュメント「みじかい夜」。
片岡翔[かたおかしょう]
プロフィールの詳細は『U-18! 仙台の高校生が魅せる、熱い映画たち』をご覧ください。
加藤直輝
[かとうなおき]
大学時代に自主映画制作を始める。東京藝術大学大学院映像研究科の監督領域の第一期生となり黒沢清、北野武らに学ぶ。修了制作である『A Bao A Qu』(07)は第12回釜山国際映画祭”New Currents”他、ドイツやオーストラリアなど世界の映画祭に出品される。『アブラクサスの祭』(‘10)において監督・共同脚本として商業映画デビュー、全国公開される。また第15回釜山国際映画祭、サンダンス映画祭2011の”ワールド・シネマ・ドラマティック・コンペティション”部門に正式出品された。
河瀨直美[かわせなおみ]
映画作家。奈良市生まれ。大阪写真(現ビジュアルアーツ)専門学校映画科卒業。 映画表現の原点となった傑作ドキュメンタリー『につつまれて』(92)、 『かたつもり』(95)で、1995年山形国際ドキュメンタリー映画際国際批評家連名賞などを受賞。1997年 初の劇場映画「萌の朱雀」(97)でカンヌ国際映画祭カメラドール (新人監督賞)を史上最年少受賞し、鮮烈なデビューを果たす。 その後、「火垂(ほたる)」(00)、「沙羅双樹」(03)、「垂乳女/Tarachime」(06)などで映画祭での受賞を重ねる。 2007年「殯の森」でカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞。 2009年 カンヌ国際映画祭に貢献した監督に贈られる「金の馬車賞」を受賞。 2010年に立ち上げた「なら国際映画祭」のエグゼクティブディレクターを務める 2011年公開『玄牝-げんぴん-』で、第58回スペイン・サンセバスチャン国際映画祭 国際批評家連盟賞を受賞。2011年、カンヌ国際映画祭コンペティション招待作品映画『朱花(はねづ)の月』は9月3日から渋谷ユーロスペースほか全国で順次公開。
境千慧子[さかいちえこ]
明星大学にてビジュアルデザインを専攻。在学中から独学で写真を始め、度々個展を開催。ニューシネマワークショップにて映画製作を学ぶ。 2006年、撮影を担当した熊谷まどか監督「はっこう」がぴあフィルムフェスティバルでグランプリを獲得。 2007年、夏目現監督が菊地成孔氏を追った映像作品「Musical From Chaos 3 花旗"HOA-KY"」 の撮影に参加。以降、多くのミュージシャンのライブ撮影などに携わる。2008年、自身の監督作品「カンノウの庭」が仙台短篇映画祭やToronto Japanese Short Film Festivalなどで上映される。2011年6月、新宿眼科画廊にて映像インスタレーション展「或る女の宇宙」を開催。
佐々木健太[ささきけんた]
1985年生まれ立教大学映像身体学科在籍。シネマトグラフ、映画研究会に所属し短篇を制作。2009年「クーラン・オプティック」が仙台短篇映画祭で上映される。現在、卒業制作を編集中。
佐藤央[さとうひさし]
1978年生れ。大阪府出身。法政大学、映画美学校卒業。短編ドキュメンタリー『キャメラマン玉井正夫』(2005年)、『シャーリーの好色人生』(2008年)を監督。その他の作品に『結婚学入門(恋愛篇)』(2009大阪ヨー ロッパ映画祭招待上映)、『結婚学入門(新婚篇)』(2011 ニッポンコネクション招待上映)、『MOANIN`』など。最新作は『MISSING』(2011)。
佐藤良祐[さとうりょうすけ]
1983年愛知県生まれ。「ワード・インザワールド」(2005/20min)が仙台短篇映画祭2005公募部門「新しい才能」入選。第2回シネアストオーガニゼーション大阪(=CO2)オープンコンペ部門入選。「ライツオブリトルタウンズ」(2008/13min)はオムニバス「over8」の一編として2009年3月末シネマート六本木、同年6月末名古屋シネマテークで劇場公開。ドイツハンブルグ日本映画祭正式招待上映。CO2特別企画にて製作した短編「チャチャチャ」(2009/10min)は第5回CO2特別上映、CO2inTOKYO(池袋シネマ ロサ)正式上映。仙台短篇映画祭2009招待上映。他、MVなどを制作し、名古屋で開催されているアングライベント「龍宮ナイト」のDVDの撮影、編集を担当。(あふりらんぽ、neco眠る、ワッツーシゾンビなどのライブを収録)全国大手レコードショップなどで絶賛発売中。
塩田明彦[しおたあきひこ]
1961年9月11日、京都府生まれ。立教大学在学中より黒沢清、万田邦敏らと共に自主映画を製作する。96年、『露出狂の女』で商業映画監督としてデビューする。代表作に『月光の囁き』(99)、『害虫』(02)、『黄泉がえり』(03)、『カナリア』(05)など。『害虫』はヴェネチア映画祭出品後、ナント三大陸映画祭で審査員特別賞、 主演女優賞(宮崎あおい)を受賞。『黄泉がえり』はS・スピルバーグによるハリウッドでのリメイクが進行している。
志子田勇[しこだいさむ]
1981年生まれ。神戸出身。大阪芸術大学映像学科卒業後、CM,AV、OV等の助監督を経験。2009年制作会社マッチポイントにアシスタントプロデューサーとして入社。山下敦弘監督「マイ・バック・ページ」キャスティング。アミールナデリ監督「CUT」キャスティング兼メイキング。「革命前夜」京都国際学生映画祭2006入選 PFF2007入選。「坂東太郎の悲しみ」仙台短編映画祭2008招待作品。
篠原哲雄[しのはらてつお]
1962年 東京生まれ 1993年、16ミリの自主作品「草の上の仕事」が神戸国際インディペンデント映画祭でグランプリを受賞、劇場公開に至る。96年、「月とキャベツ」が初の長編作品。その後、「洗濯機は俺にまかせろ」「はつ恋」「昭和歌謡大全集」「深呼吸の必要」「地下鉄に乗って」「山桜」「つむじ風食堂の夜」など。2011年は「小川の辺」が公開された。
鈴木太一[すずきたいち]
1976年東京都江戸川区生まれ。早稲田大学第二文学部卒業後、ENBUゼミナールにて映画制作を学ぶ。映画監督篠原哲雄に師事。以降フリーの助監督を経て、「怪奇!アンビリーバブル」シリーズなどのホラーVシネマの構成・演出を担当。2008年、短編映画『信二』が仙台短編映画祭「新しい才能に出会う」部門に選出。2009年より脚本家としてMAフィールドに所属しテレビドラマや劇場公開用映画の企画・脚本に携わる。2011年春 監督、脚本担当の初の劇場公開用長編映画『くそガキの告白』を制作(現在編集中)。
鈴木卓爾[すずきたくじ]
高校時代から8ミリ映画を作り始める。東京造形大学の映画仲間、矢口史靖監督の『裸足のピクニック』に、共同脚本と助監督で参加後、商業映画の道を模索。 2002年『パルコ・フィクション』、2006年『コワイ女』等のオムニバス映画を共同監督。09年『私は猫ストーカー』で、長編商業映画を初監督。最新作は『ゲゲゲの女房(10)』。NHK道徳ドラマ『さわやか3組'99~'00』『中学生日記(01~07)』等には、脚本として参加。『トキワ荘の青春(市川準監督、96)』『デメキング(今岡信治監督、’98)』『うつしみ(園子温監督、99)』『いたいふたり(斎藤久志監督、02)』『ナインソウルズ(豊田利晃監督、03)』『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん(瀬田なつき監督、10)』等の映画には、俳優として参加。
瀬田なつき[せたなつき]
大阪府出身。東京芸術大学大学院映像研究科映画専攻監督領域修了。主な監督作には「夕映え少女『むすめごころ』」(07)、『彼方からの手紙』(08)、『あとのまつり』(09)などがある。メジャー映画デビュー作品『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』が2011年1月22日公開された。
タカハタ秀太[たかはたひでた]
映画『ホテルビーナス』がモスクワ国際映画祭コンペティションパースペクティブ最優秀作品賞受賞を経て、TV、MV、CF、コンサート映像演出などジャンルを問わず広く活躍している。主な作品に、TV『ASAYAN』『つんくタウン』『SMAP×SMAP』『チョナンカン』『SmaStation!!』『蒼井優×4つの嘘 カムフラージュ「バライロノヒビ」』『アベレイジ』『上野樹里と5つの鞄「ギターケースの女。」』、木村拓哉オフィシャルDVD『一分』、笑福亭鶴瓶落語ツアー『ホワイト』、短編コメディ集『ショートピース』など。公式サイトhttp://www.takahatahideta.com/
田中博之[たなかひろゆき]
1982年京都府宮津市出身。専門学校名古屋ビジュアルアーツ卒業 短編映画作品を数本制作し、国内外の多数の映画祭にて上映。 NHK教育「中学生日記」の脚本も執筆。〈少年王者舘〉や〈ままごと〉など、演劇の映像演出も手がける。
田中羊一[たなかよういち]
1984年生まれ。『そっけないCJ』で第11回水戸短編映像祭グランプリ。第6回シネアスト・オーガニゼーション・大阪で『CJシンプソンはきっとうまくやる』を制作。現在に至る。
田中要次[たなかようじ]
自称:PV男優。将来の夢は撮影カメラマン。「窯岡刑事 Coming Out Cop KAMAOKA」@『刑事まつり 一発大逆転』(03)「奪われた刑事 ?Snatches」@『電脳刑事まつり』(04)「MISSION IMPOSSIBILITY」@『スパイ道』(05)「die dream believer」@『おぉ!信州人』(長野朝日放送 10)他。
田平衛史[たひらえいじ]
1978年島根県生まれ。2000年九州芸術工科大学画像設計学科卒。TVCMやミュージックビデオなど映像制作の仕事をしながら並行して 本格的に自らの映画製作を始める。 「シノブゴコロ」(03)、「+A」(04)を続けて製作し、 国内だけでなくロンドンやベルギーなど海外での上映も行う。「またたく魔」(05)で第9回小津安二郎記念蓼科高原映画祭準グランプリを受賞。また、カナダ・トロントで行われたToronto Japanese Short Film Festival 2006にてThe Audience Choice Award(観客賞)を受賞。 現在、次回作をコツコツと企画中。
遠竹真寛[とおたけ まさひろ]
84年仙台生まれ、日本大学芸術学部映画学科卒。卒業制作『INTERSPACE』が水戸短編映像祭、TAMA NEW WAVEなどに入選し、香港の学生映画祭でも招待上映された。現在は映画、テレビの演出助手と並行し、自身の映画制作を続けている。
冨永昌敬[とみながまさのり]
プロフィールの詳細は『プログラムE/冨永監督、今年も新作って本当ですか?』を ご覧ください。
冨永昌敬[とみながまさのり]
プロフィールの詳細は『プログラムE/冨永監督、今年も新作って本当ですか?』を ご覧ください。
外山光男[とやまみつお]
1982年、福岡県生まれ。2004年、東放学園映画専門学校 デジタル映画科卒業。卒業後、フリーの映像作家として活動。2005年、NHK「デジタル・スタジアム」にて映像部門グランプリ。以後、ミュージックビデオや、番組オープニングアニメーションなどをいくつか手掛けている。
内藤瑛亮[ないとうえいすけ]
1982年生まれ、愛知県出身。映画美学校フィクションコース11期生。短篇『牛乳王子』がスラムダンス映画祭2010はじめ国内外の映画祭に招待される。BS-TBS『怪談新耳袋 百物語』の一篇にて、TVドラマ作品を初めて演出。長編第一作『先生を流産させる会』公開待機中。
中野裕之[なかのひろゆき]
映像作家。映画監督。演出家。映像プロデューサー。映像と音楽と自然をこよなく愛し、ファンキーで美しく、カッコ良く気持ちいい世界を広げ、新しさと古き良きマインド、グルーブを大事に映像の新世界を探訪し続けている。
朴美和[ぱくみふぁ]
2008年日本大学芸術学映画学科卒業。「三河島ジャンケンポン」(07)は第10回長岡インディーズムービーコンペティションでグランプリを受賞。「東京アリラン」(08・卒業制作)は同年ザ・コダック・フィルムスクール・コンペティションの日本代表になる。映画祭はショートピース!仙台短篇映画祭2008、Toronto Japanese Short Film Festival 2010などに出品。大学卒業後は「キネマ旬報」編集部のアルバイトを経て、現在は国立近代美術館フィルムセンターの非常勤職員。
濱口竜介[はまぐちりゅうすけ]
プロフィール詳細は『プログラムD/「語り・静」から「身体・動」へ。おかえりなさい、濱口竜介監督 』をご覧ください。
日原進太郎[ひはらしんたろう]
1980年大阪府箕面市生まれ。早稲田大学卒業後に、東京ビジュアルアーツに入学。映画を学び始める。在学中に制作した「パリレリーナの穴」がショートピース!仙台短篇映画祭「新しい才能に出会う」にて上映。その他、数々の国内映画祭にて入選・受賞。卒業制作の「幸せなら手をつなごう」がうえだ城下町映画祭にてグランプリを受賞。卒業後も、同校職員を務める傍ら、自主制作を続けている。近年制作した「春夏秋冬くるぐる」は、ぴあフィルムフェスティバルPFFアワード2011に入選した。
日向朝子[ひゅうが あさこ]
1978年、東京生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒。在学中に短編映画を作り始め、映画祭に入選したり落選したりする。 卒業後は1年間CMの制作を経験、 その後はフリーランスで映画の脚本や演出を始める。2003年、短編映画「Finder」でショートピース!仙台短篇映画祭審査員奨励賞を受賞。 同年、長編脚本「SEESAW」でサンダンス・NHK国際映像作家賞優秀賞を受賞。2006年、中編映画「Presents-合い鍵-」を脚本・監督し、劇場デビュー。2009年、初の長編 映画「森崎書店の日々」を脚本・監督。2010年に公開が始まり現在も全国順次 公開中。 その他「青空のゆくえ」(共同脚本)、「妄想姉妹」(TVドラマ・4 話8話を演出)などがある。
平林勇[ひらばやしいさむ]
1972年6月25日、静岡県島田市生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。株式会社ライトパブリシティにてアートディレクターをやったのち、フリーのCMディレクターになる。CMの仕事をしながら、2002 年より短編映画を作り始め、『TEXTISM』が、イメージフォーラムフェスティバルでグランプリ受賞。『BABIN』がロカルノ国際映画祭で審査委員賞と学生審査員賞のW 受賞。『aramaki』がベルリン国際映画祭短編部門ノミネート。『Shikasha』がカンヌ映画祭監督週間とサンダンス映画祭にて上映。
堀江慶[ほりえけい]
監督・脚本・演出家 2001年日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。劇団東京乾電池を経て、在学中から俳優としてテレビや映画、舞台と数々の作品に出演。35ミリ長編初監督作品「グローウィン グローウィン」は、史上最強の学生映画と話題を集める。堀北真希主演「渋谷怪談」、池内博之主演「全身と小指」、真木よう子主演「ベロニカは死ぬことにした」(角川書店)で初の原作映画にも挑戦。06年から自身の演劇ユニット・劇団CORNFLAKESを旗揚げ。映画、ドラマ、PV、ゲーム、舞台演出と活動の場を広げている。
真利子哲也[まりこてつや]
1981年東京生まれ。2003年『極東のマンション』で13の映画祭から招待され、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアター部門グランプリをはじめ、7映画祭で受賞したことで一躍注目を浴びる。翌年に発表した短編『マリコ三十騎』では、世界で最も歴史のあるオーバーハウゼン国際短編映画祭・映画祭賞を受賞。ロッテルダム国際映画祭など18の映画祭から招待され、2年連続となるゆうばり国際ファンタスィティック映画祭グランプリ受賞を含む9映画祭で賞を獲得して国内外から高い評価を受ける。その後、冨永昌敬・松尾スズキ・小林政広などの監督作品にメイキング・ディレクターとして参加。また、2007年に東京藝術大学大学院映像研究科に入学して黒沢清監督に師事、2009年に修了作品として監督した初の長編映画『イエローキッド』が2010年渋谷ユーロスペースをはじめ、全国各地で劇場公開された他、国内外18の映画祭に招待された。同作は2011年、毎日映画コンクールにて主演の遠藤要がスポニチグランプリ新人賞、高崎映画祭にて若手監督グランプリ、おおさかシネマフェスティバルにてインディペンデント映画賞、日本映画プロフェッショナル大賞にて新人監督賞を受賞。最新作は中編映画『NINIFUNI』。
守屋文雄[もりやふみお]
1976年 宮城県出身。 2001年 日本大学芸術学部映画学科卒。自主制作映画への出演、演劇活動を行う。 2005年 「ヒモのひろし」が第2回ピンク映画シナリオ募集に入選。翌年、田尻裕司監督により映画化。以後、映画脚本、自主制作を含む映画出演を続け、現在に至る。
脚本作品「ヒモのひろし(=セックスマシーン・卑猥な季節=ビデオタイトル「卑猥」)」(05 田尻裕司監督) 「おじさん天国(=絶倫絶女)」(06 いまおかしんじ監督) 「青梅街道精進旅行」(08沖田修一監督) 「UNDERWATER LOVE-おんなの河童-」(共同脚本/10 いまおかしんじ監督) 「キツツキと雨」(共同脚本/11 沖田修一監督) 。
出演作品 「イサク(=獣の交わり 天使とやる)」(08いまおかしんじ監督) 「シャーリーの転落人生」(09 冨永昌敬監督) 「スリップ(=熟女 淫らに乱れて)」(09 鎮西尚一監督) 「NINIFUNI」(11 真利子哲也監督) 「あるいは愛でいっぱいの海(仮)」(11 城定秀夫監督)。
山下敦弘(真夜中の子供シアター)
[やましたのぶひろ]
1976年生まれ。主な作品「天然コケッコー」「マイ・バック・ページ」
和島香太郎[わじまこうたろう]
1983年、山形県酒田市生まれ。京都造形芸術大学卒業。2006年、SUBARUインプレッサショートムービーフェスティバルへの出品作『初歩』(監督・脚本)がグランプリ受賞。2007年、『聴く先生』(監督・脚本)がBS-TBSで放映。脚本『かなたゆ』が第4回BS-i新人脚本賞で審査員特別賞を受賞。ショートピース!仙台短篇映画祭2007にて『店番の間』(監督・脚本)が上映される。BS-TBS 東京少女・セピア編「新聞少女」を監督。2008年、文化庁若手映画作家育成プロジェクト(NDJC)に選出され、映画 『第三の肌』(主演:りりィ、唐橋充)を監督。2010年3月、第7回トロントジャパニーズ短編映画祭にて「第三の肌」が観客賞(Audience Choice award)を受賞。7月、監督作『Invitaion』(原題『誘い』)がトロント新世代映画祭にて上映される。9月、詩人・黒田三郎の原作「小さなユリと」を映画化した「小さなユリと 第一章・夕方の三十分」(監督・脚本)が仙台短篇映画祭2010にて上映。本作は池袋シネマロサでの公開が決定。
『U-18! 仙台の高校生が魅せる、熱い映画たち』関連企画 現役監督の初期作品』へ/プログラムAへ