文化庁メディア芸術祭受賞作品 短編アニメーション2015

9/20(日)~9/22(火・休) 1F・7Fにて随時上映 ※無料プログラム

○プログラム概要

メディア芸術の総合フェスティバルとして、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門における優秀作品を顕彰し、受賞作品をより多くの人へ発信する、文化庁メディア芸術祭。今年は「短編アニメーション2015」から、選りすぐりの6作品を上映します。

『Poker』審査委員会推薦作品

2014年にデビュー10周年を迎えた、トクマルシューゴのミュージックビデオ。同時に、実験アニメーションの父・ノーマン・マクラレンの生誕100年を記念する、オマージュ作品でもある。

日本/3分37秒/監督:水江未来/中内友紀恵 ©MIRAI FILM

『境界線』審査委員会推薦作品

大小に変形する四角形で、「境界」という概念を表現した作品。境界に囲われた空間で、赤い服の少女が眠っている。しかし目が覚めると、彼女はその場所を不自由に感じ始める。

日本/2分26秒/監督:中田彩郁 ©2014 Ayaka Nakata

『Man on the chair』新人賞受賞作品

椅子に座っている、自らの存在を疑い苦悩する男。記憶、空想と現実が交錯するうちに、彼は、目の前の世界を疑っている自分自身こそが、空想の産物であるとの思いに捕らわれるようになる。

韓国/6分55秒/監督:JEONG Dahee ©Sacrebleu Productions

『コップの中の子牛』新人賞受賞作品

4歳の娘・ヌヌに、牛乳の入ったコップの中に牛がいると噓をついた父親。日常生活の中にあるあらゆる形態の「噓」をすくいとり、子どもの視点から父の姿を描き出す。

中国/11分3秒/監督:朱彦潼 ©2014 Yantong ZHU / Tokyo University of the Arts

『The Wound』大賞受賞作品

心の傷(wound )に苦しむ少女。少女の空想の中でその傷は、毛むくじゃらの生き物・ウーンド(wound )として誕生する…。少女とウーンドが繰り広げる、悪夢のようでありながらも美しい短編アニメーション。

ロシア/9分21秒/ 監督:Anna BUDANOVA ©Ural-Cinema

『PADRE』優秀賞受賞作品

軍事独裁が終わり、民主主義が芽生えつつある1983年のアルゼンチン。軍司令官を引退し、病床に伏す父親の看病にすべてを注ぐ一人の孤独な女性が描かれる。質の高い造形美と豊かな表現力で、日常を描写したアニメーション作品。

アルゼンチン/11分50秒/監督:Santiago 'Bou' GRASSO ©Santiago Grasso


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