牧野貴ライブ上映 cinéma concret+Space Noise 3D

1階オープンスクエア 9/22(火・休) 開場19:15~ 上映開始19:30~

○プログラム概要

映画祭のラストを飾るクロージングライブ上映。映画作家・牧野貴による、世界初上映となる新作と、映画祭初の試みとなる3D作品を上映。『Space Noise 3D』では、渡邊琢磨がピアノで参加。映画表現の可能性を拡張するプログラム。

cinéma concret(※世界初上映)

1940年代にピエール・シェーファーが提唱したミュジーク・コンクレート(具体音楽)の歴史のリサーチの結果、この音楽の方法論は牧野の映画製作の方法論と著しく一致。本作は、シェーファーと具体音楽に対しての21世紀の映像作家からのひとつの返答であり、現在の抽象映画、実験映画に対しするひとつの皮肉な解釈でもある。

2015年/日本・オランダ/カラー/24分/音楽:マシネファブリーク/撮影フォーマット:4K, 35mm, 16mm, HD/上映フォーマット:DCP (or HDCAM or ProresHQ) 

Space Noise 3D

ビデオプロジェクターとフィルム映写機で投影する映像に合わせ、作家自ら音楽を演奏する。スクリーンのサイズを超えて投影される映像は3Dグラスで鑑賞することができる。上演の度に映像は再編集、音楽は再構成されるため、映画は常に生成と消滅を繰り返す。通常は牧野1人でのパフォーマンスとなるが、ミュージシャン、映像作家と共演する場合も有る。今回は渡邊琢磨をゲストに迎え、新たなSpace Noiseを展開する。

カラー/30分/ライブ演奏:牧野貴、渡邊琢磨

ゲスト来場

菊地成孔

牧野貴 まきの・たかし

映画作家。2001年日大芸術学部映画学科卒業後、単独で渡英。ブラザーズ・クエイに師事する。04年より単独上映会を開始後、ロッテルダム国際映画祭タイガーアワード受賞、その他50以上の国際映画祭で上映、受賞を重ねている。実験的要素が極めて高く、濃密な抽象性を持ちながらも、鑑賞者に物語を感じさせる有機的な映画を制作している。
公式サイト→http://makinotakashi.net/


渡邊琢磨 わたなべ・たくま

仙台市出身。高校卒業後、米国へ留学し作曲を学ぶ。帰国後COMBOPIANO名義で活動を開始。2000年、NYに渡りプロデューサー、キップ・ハンラハンと共同制作でアルバムを次々とリリース。07年、デヴィッド・シルヴィアンのワールドツアーにピアニストとして参加。14年、室内楽アンサンブル・Piano Quintetを結成。映画音楽、CM、舞台等、多岐に渡り楽曲提供。
公式サイト→http://www.takumawatanabe.com/


『Space Noise』(ライブダイジェスト)

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