35ミリと16ミリのフィルム映写機を1階オープンスクエアに設置し、今ではなかなか観られない、貴重なフィルム作品を2日連続で上映。生き物のような映写機が放つ、独特の柔らかい光と熱、そして音。自在に操る映写技師・浅井浩雄さんの呼吸とともに、フィルムの持つ味わいを存分お楽しみください。[機材提供:鈴木映画]
1932年/フランス、ドイツ/白黒/35ミリ/70分
監督・編集:カール・テオドア・ドライヤー/脚本:カール・テオドア・ドライヤー、クリステン・ユール/出演:ジュリアン・ウェスト、アンリエット・ジェラールほか/作品提供:コミュニティシネマセンター
デンマーク、コペンハーゲン出身の映画監督。20歳の頃から地方紙に劇評を書き始め、1919年に監督第一作『裁判長』を制作。主な作品に『裁かるるジャンヌ』(29)、『怒りの日』(43)、『奇跡』(55)など。長い間企画していた『ナザレのキリスト』の実現目前の68年に死去、64年に監督した『ゲアトルーズ』が遺作となった。
(株)東北日活代表。1948年に仙台日活映画劇場に入社後、映写技師として仙台の映画文化を支え続けて来た「仙台の宝」。「仙台でフィルム上映なら、浅井さん!」というファンがいるほど、85歳になった今も活躍中。