嘘、本当、嘘?5年目の真利子哲也
Lie? or True? or Lie? Tetuya Mariko after five years
2003年、真利子哲也監督は仙台短篇映画祭に突如登場。彼の『極東のマンション』に私たちは度肝を抜かれた。現実と非現実の狭間を漂流するかのごとく繰り広げられるセルフドキュメンタリー映像は、2004年の『マリコ三十騎』でさらなる進化を遂げる。そして2007年、真利子監督 、東京芸術大学大学院映像研究科入学―。この新たな始まりを感じずにはいられないニュースの真相に迫るべく、これまでのフィルム 検証 とトークバトルを通し、新たに始動する真利子哲也監督の唯一無二の才能を再確認したい。
ほぞ/
2001年/日本/DV+8mm/17分
日常に介入していくカメラ。いつしか平和な日常は、戦慄の日常へと変貌を遂げる。真利子哲也監督衝撃の処女作!
極東のマンション/
2003年/日本/カラー/8mm/32分
彼は、平凡な家庭に身を置いては映画が撮れないと焦っていた。男は映画づくりのなかで、自分と家族とのつながりを改めて感じ、映像を撮り続けていく。
2003年ショートピース仙台短篇映画祭グランプリ 他
マリコ三十騎/
2004年/日本/カラー/8mm/23分
新しく建てられたビルと取り壊される学生会館。 新しいものと古いもの。ビデオとフィルム。時代の進化に抵抗するかのごとく海辺を爆走する男たちのシーンに圧倒される。国内外で絶賛を浴びた傑作!
2005年夕張国際ファンタスティック映画祭オフシアター・コンペティション部門グランプリ 他
車のない生活/
2004年/日本/カラー/DV/10分
「アンダー10ミニッツデジタルシネマフェスティバル」という映画祭の企画部門用に制作した作品。
真利子哲也/Tetuya Mariko
1981年7月12日生まれ。法政大学文学部日本文学科卒業。
自主制作映画がゆうばり国際映画祭オフシアター部門2年連続グランブリ、オーバーハウゼン国際短篇映画祭にて映画祭賞受賞など国内外で高い評価を受けた。シネマテキサス10、ロッテルダム国際映画祭2006にて日本の個人映画プログラムを担当、上映を行った。冨永昌敬監督「パビリオン山椒魚」松尾スズキ監督「クワイエットルームにようこそ」メイキング担当。現在、東京芸術大学大学院映像研究科所属。
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