水の密度が最も高い温度である摂氏４度から命名「常に高密度・高品質な作品を創出する」という高いポリシーで、挑戦的な映像作品を創り出しいている精鋭クリエイティブ集団STUDIO4℃。ミュージック・クリップや短編・長編アニメを次々に制作、03年「アニマトリックス」をプロデュース、06年の『鉄コン筋クリート』につづき07・08年連続公開の『Genius Party』とオリジナリティに富んだ作品でジャパニーズ・アニメのレベルの高さを世界に呈示し続けているSTUDIO4℃の迫力と魅力溢れるプログラム。

高校生の翔と幼馴染みの葉月の、ほんのささいな冒険と二人だけの秘密を綴った1日だけのちょっと切ないラブストーリー。

上海旧市街で遊ぶ洟垂れ小僧たちの幼稚園に、閃光とともにクレーターが出現。謎のスティック型の物体を巡り、巨大な敵が姿をあらわす。

人々から音楽を奪い、街を支配する怪物ノイズマンと、音楽の実によってノイズの呪縛から解き放たれた少年少女達の戦いを描く。監督はSTUDIO4℃を代表するクリエイター森本晃司。キャラクターデザイン・世界観設定・作画監督に湯浅政明を起用し、かつてない色彩感覚と造形センスでアニメーションに新風を吹き込んだ。疾走感溢れる音楽を手掛けたのは管野よう子。わずか15分という短さながら、スピーディな展開と魅力的なビジュアルで熱狂的なファンを獲得した作品。

カプセルホールの中で「家族」として生活している6人の男女。外の世界を知らず、作られた日常を繰り返す彼らの模様は、リアルなホームドラマとして架空の都市の中で中継されていた。25秒53話の斬新なストーリー構成、世界観、刺激的な映像は、何度も繰り返し見たくなる不思議な魅力に満ち溢れている。

香港のスポーツシューズブランド「Le Saunda」（ル・サンダ）の2000年AWのパンプス「メリー・ジェーン」を扱った森本晃司監督作品

キセルが作り出す緩やかで、どこか懐かしさを感じさせる歌声に合わせ展開される映像は、ふわふわと空中に浮いてるかのような感覚に陥る。モノトーンで作り出されたハイセンスな映像世界。次元を越えてリンクし合う登場人物が最後にたどり着いた場所とは？