新しい才能に出会う
Meet the emerging talent
仙台短篇映画祭の定番となった映画祭推薦作品上映プログラム。今年は、国内外165本の応募作品から、選りすぐりの4作品をご紹介します。上映後には、名プロデューサー根岸洋之氏をコメンテーターに迎え、監督たちとのトークの時間をたっぷりご用意。もちろん客席からの参加も大歓迎です。才能光る作品たちを観て・語って、映画の新しい一面を発見しませんか?

併せて、ゲストの根岸洋之さんのプロデュース、志子田勇監督による仙台短篇映画祭のためにつくられた短篇作品を上映します。
カンノウの庭/
監督:境千慧子
2007年/日本/カラー//8分
夫の浮気に悩む専業主婦洋子は寂しさを紛らわすために自宅の庭に様々な花を植えている。そんな庭で起こる官能的妄想ファンタジー。
境千慧子/Chieko Sakai
1977年生まれ。フリーカメラマン。
自身の作品制作の他、撮影やスチールで様々な作品に参加している。
信二/Shinji
監督:鈴木太一
2007年/日本/カラー//12分
さえない男が経営する民宿にミステリアスな女が現れたことで起こるおかしな狂想曲。全ての負け犬たちに捧げる新感覚活劇コメディ。
鈴木太一/Taichi Suzuki
1976年生まれ。ENBUゼミ卒業後、フリーで助監督業をするかたわらオリジナル作品の制作を続けている。
恋わつらい/
監督:田中博之
2007年/日本/カラー//20分
絵本作家の東野は眠れない日々が続きスランプに陥る。原因はサヨナラをした彼女。眠れない病気の名前は「恋」…。
田中博之/Hiroyuki Tanaka
1982年生まれ。映像制作の他NHK教育「中学生日記」の脚本や舞台映像等も行っている。
東京アリラン/
監督:朴美和
2008年/日本/カラー//20分
日本の高校に通う在日コリアン三世の由美は、祖母の死を目の前に自分のアイデンティティについて悩み始める。
朴美和/Miwa Park
1985年東京生まれ。2008年日本大学芸術学部映画学科卒業。
「坂東太郎の悲しみ」/
監督・脚本:志子田勇 撮影:高木風太
録音:森谷将之 助監督:山田雅史 制作:菊池正行
出演:保田泰志、山根千枝、細江祐子、山田雅史
2008年/日本/カラー//20分
坂東太郎は優しい、思いやりがある、男はつらいよの寅さんに憧れている。しかし、彼は触れた対象を感電させてしまうため、人と接することが出来ない。坂東太郎のことを誰も知らない。
根岸洋之/Hiroyuki Negishi
1961年生まれ。群馬県出身。早大商学部卒業後、85年に日活撮影所入社、ロマンポルノの助監督を経て90年森崎東監督のドラマ「離婚・恐婚・連婚」でプロデューサーデビュー。以降、中田秀夫監督の短編ドラマ「幽霊の棲む旅館」(92)、北川篤也監督のO・V『インフェルノ蹂躙』(97)を皮切りに、井筒和幸監督の『のど自慢』(99)、塩田明彦監督の『月光の囁き』(99)、『害虫』(02)、杉森秀則監督の『水の女』(02)などの劇映画のプロデューサーを担当。一方で映画百年にちなんだドキュメンタリー「ニッポン娯楽映画の系譜」(95/NHK-BS)のディレクターも務め、歌謡映画への関心より書籍「唄えば天国」(99)を編著。03年独立後、山下敦弘監督の『リンダリンダリンダ』(05)を製作、ヒット作となる。05年よりピクニックに入社、萩生田宏治監督の『神童』(07)、『コドモのコドモ』(08)、山下敦弘監督の『天然コケッコー』(07)等をプロデュース。他にTHE BACK HORNと山下監督によるオムニバス短編「キズナドラマ」(05)、)、伊坂幸太郎と山下監督によるコラボDVD小説「実験4号」等のプロデューサー、ミシェル・ゴンドリー監督の短編「インテリアデザイン」(オムニバス映画『TOKYO!』の一篇)のエグゼキュティブ・プロデューサーも。
NEWS & TOPICS
  • 9月29日
    プレミア上映告知、「神童」への山尾敦史さんのコメントを掲載いたしました。
  • 9月5日
    予告編ページ、特別企画「ハンガリーからこんにちは!」、2008年度ケータイサイトオープンしました。
  • 7月25日
    2008年度ホームページリニューアルしました。
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