アニメーションや民話の世界は、その国の文化を如実に映し出す鏡である。このプログラム作品も例外なく、私たちをまだ見ぬ国へ誘ってくれる。興味深いのは、そこで私たちは、ギャップと共通性に遭遇するということ。グリムやアンデルセン、はたまた日本昔話など私たちが慣れ親しんできた「物語」の流れを汲むかのように、馬や狐、王様に魔女、欲深な継母や正直者で賢い末っ子が登場してくる。遠く離れていても私たちは確実に「つながっている」ことを教えてくれるかのように…。

プログラム終了後、7F会場でハンガリー絵本の読み聞かせを行います。

『ムーン・フィルム』1979年/5分
『マジック』1985年/5分
『イチ、ニ、サン』2005年/4分

『夜の奇跡』1982年/9分
『ドアNo.8』1983年/1分
『ドアNo.9』1983年/1分
『KAFF オープニングフィルム』1985-1995年/3分
『静寂』2000年/6分

『マインド・ザ・ステップ！』1989年/6分
『ザ・ガーデン』1993年/7分
『叫び』1995年/3分

『フィドルになったお姫さま』
『少年の見た夢』
『貧乏な男と悪魔たち』
『妬みの報い』
『双子の王子の冒険』
『貧者と利口な馬』