1961年生まれ。群馬県出身。早大商学部卒業後、85年に日活撮影所入社、ロマンポルノの助監督を経て90年森崎東監督のドラマ「離婚・恐婚・連婚」でプロデューサーデビュー。以降、中田秀夫監督の短編ドラマ「幽霊の棲む旅館」(92)、北川篤也監督のO・V『インフェルノ蹂躙』(97)を皮切りに、井筒和幸監督の『のど自慢』(99)、塩田明彦監督の『月光の囁き』(99)、『害虫』(02)、杉森秀則監督の『水の女』(02)などの劇映画のプロデューサーを担当。一方で映画百年にちなんだドキュメンタリー「ニッポン娯楽映画の系譜」(95/NHK-BS)のディレクターも務め、歌謡映画への関心より書籍「唄えば天国」(99)を編著。03年独立後、山下敦弘監督の『リンダリンダリンダ』(05)を製作、ヒット作となる。05年よりピクニックに入社、萩生田宏治監督の『神童』(07)、『コドモのコドモ』(08)、山下敦弘監督の『天然コケッコー』(07)等をプロデュース。他にTHE BACK HORNと山下監督によるオムニバス短編「キズナドラマ」(05)、)、伊坂幸太郎と山下監督によるコラボDVD小説「実験4号」等のプロデューサー、ミシェル・ゴンドリー監督の短編「インテリアデザイン」(オムニバス映画『TOKYO!』の一篇)のエグゼキュティブ・プロデューサーも。

1967年生まれ。高校時代より8ミリ映画を作り始める。和光大学在学中より内田栄一、山本政志、林海象、河瀬直美作品の助監督を務める。93年『君が元気でやっていてくれると嬉しい』製作・監督・脚本。テレビドキュメンタリー番組の演出を経て、98年J・MOVIE・WARS５『楽園』監督・脚本。トロント映画祭、釜山映画祭等に出品。00年芸術祭テレビドラマ部門優秀賞受賞。04年『帰郷』監督・共同脚本。ナント三大陸国際映画祭、東京国際映画祭等に出品。第18回高崎映画祭若手監督グランプリ受賞。97年『神童』、日本初の本格クラッシック映画として広く話題を呼ぶ。08年同じくさそうあきらの原作『コドモのコドモ』に挑み、衝撃的な設定ながら、上品で粘り強い演出で見事映像化。

1986年東京都出身。2003年、黒木和雄監督『美しい夏キリシマ』で主演デビューを飾り、キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞、日本映画批評家大賞新人賞を受賞。その透明な存在感と、少年の虚ろな内面を体現した演技が注目され、若松孝二監督『17歳の風景～少年は何をみたのか』('05)、若松節朗監督『子宮の記憶　ここにあなたがいる』('07)等の主役を務めた。最近の主な出演作に『疾走』('05)『チェケラッチョ!!』('06)『檸檬のころ』('07)『犯人に告ぐ』('08)『グミ・チョコレート・パイン』('08)『ラストゲーム　最後の早慶戦』('08)など。TVドラマでは「ウォーターボーイズ2005夏」「東京タワー　オカンとボクと、時々、オトン」('07)、大河ドラマ「風林火山」('07)など。