甲斐田祐輔、光と静寂の粒子
Yusuke Kaida
Yusuke Kaida
昨年ロッテルダム国際映画祭に出品された『砂の影』で、名キャメラマン・たむらまさき、音響・菊池信之という日本映画界の巨匠らと組んで独自の世界を描き出した甲斐田祐輔。その『砂の影』に先駆けてパリで撮影されていた『mugen』、そして、古くからの友人でもあり、『砂の影』の音楽も担当したミュージシャン・渡邊琢磨氏によるライブ演奏(ゲスト・ミュージシャン:徳澤青弦[チェロ])による『Coming & Going』というふたつの初公開作品を上映する。
甲斐田祐輔監督のトークを予定しています。
mugen

Coming & Going

*ライブ演奏あり
甲斐田祐輔/Yusuke Kaida

1971年生まれ。1999年に16ミリの長編作品『Two Deaths three Births』を監督。西島秀俊を主演に初の長編劇場公開作『すべては夜から生まれる』(2001年)、自主制作で『ロト』(2005年)を撮った後、2007年にはキャメラマンにたむらまさきを迎え8ミリフィルムで撮影した「砂の影」を発表、ロッテルダム国際映画祭に出品した。
渡邊琢磨/Takuma Watanabe

1975年生まれ。「コンボピアノ」は彼の音楽的アイディアを実践するためのプロジェクト。また、内田也哉子、鈴木正人(Little Creatures)とのバンド「SIGHBOAT」としても活動。__国内外での共演も多く、2007年にはデヴィッド・シルヴィアンのワールドツアーにピアニストとして参加した。2008年、初めて渡邊琢磨名義でのアルバム『冷たい夢、明るい休息』を発表。